英語の4技能って何?

読む・書く・聞く・話す この四つが4技能です。

日本人が英語を話せないのはなぜ?

それは、高校受験や大学受験のツールとして英語の勉強が進められてきたからです。

今まで、読む・書くを中心に指導がなされてきました。つまり、英語は高校や大学を受けるツールとして利用され、相手との会話は重要視されてきませんでした。

その結果、実際の会話で英語を使用することが出来ず、相手が何を言っているのかさえも理解できない。自分の考えを英語でどう表現したら良いか分からない。

ネイティブの人たちからすると、「日本人は何年も英語を勉強しているのに何故話せないんだ。」と不思議がられることになっているのが現状です。

なぜ今4技能?

この状況を踏まえ、「話し・聞くことも出来るようにしていこう」ということになり、今までの「読む・書く」に加え、「聞く・話す」が加わったのです。

今後はどうなる

小学校では、3年・4年生から英語活動が行われ、5年・6年で教科として英語が行われるようになります。 中学校では、日常の会話が英語で出来るよう、基本として英語で英語の授業が行われるようになります。そして高校では、自分の意見を英語で述べられるように、完全に英語での授業が行われます。

また、大学受験では、今までの「読む・書く」中心のテストから、「聞く・話す」を含めた、いわゆる4技能を試すものへと切り替えられます。

英語を受験のツールとしてではなく、コミュニケーションのツールとして英語教育を進めていこうとしています。また、それを測れるような受験へと変わっていきます。

どんな対策が必要か

中学校の英語能力の基準として英検準2級、高校の英語能力の基準として英検準1級が挙げられています。大学受験ではコンピューターを利用した4技能検定が予定されています。

一夜では身につかないのが語学能力です。小学生のうちからの英検を受検するなどの積み重ねが必要です。