会話の心得

 

相手が察してくれる

外国人が日本語で話しかけてきたとき、みなさんはどんな風に感じますか。

決して上手ではない日本語で、たどたどしく話しかけてきたとしても、相手の言いたいことを理解する事が出来ますよね。

例えば「私、大阪、行く、どうしたら良い。」と言われたとしましょう。

あなたはきっと、「この人は大阪に行きたいんだな。」と分かるでしょうし、「大阪への行き方」をゆっくりと丁寧に教えてあげるのではないでしょうか。

これと同じ事が、私達日本人が英語を話したときに起こります。つまり、英語で話しかけられた相手の人たちは、たどだどしい私達の英語を聞いて、「ああ、こんなことを言いたいんだな」と理解してくれるのです。

ですから、どんなに下手でも、単語が分からなくとも、身振り手振りを交え、話しかけてみると、意外と相手に伝わるります。

相手が察してくれます。恐れずに話しかけてみましょう。

その場で調べよう

相手と会話していると、言葉に詰まることがあります。『単語が出てこない』

そんなときは、相手にちょっと待って貰い、携帯などの辞書で調べてみましょう。

会話で必要なこうやって調べた単語は、ずっと記憶に残ります。

会話の相手もあなたの言いたいことを類推して、言いたい言い回しを言ってくれることもあります。

of in 使う前置詞は何? 間違えていても大丈夫

日本人はとかく細部にこだわります。inを使うのかofを使うのが、それとも別の前置詞か。

逆に日本語をしゃべっているときはどうでしょう。

「日本語をしゃべることが出来る。」は「日本語をしゃべれる。」でも通じます。細かなところが間違っていたとしても、お互い話していることはわかり合えます。

間違えを恐れずに話しかけてみましょう。

相手の目を見て

英語に自信が無いとどうしても下を向いて、あるいは、相手の顔を見ないで話すようになってしまいます。

でも、相手からすると、『失礼な人だ』と捉えられてしまうこともあります。

お互いに顔を見て、目と目を合わせ話すことが大切です。

様々なジャンルの単語を覚えておこう

動物

普段学校で習う動物の名前ですが、身近な動物の名前が分かりません。

金魚 ヒトデ クラゲ それぞれ何というのでしょうか?

金魚は  goldfish

ヒトデは star fish

クラゲは Jelly fish

です。

色の表し方

普段習っている基本的な色を質問してみると、ほとんどの生徒が答えることが出来ました。しかし、教科書に出てこない色に関する言葉を質問するとお手上げ状態です。

例えば「原色って何というの。」と言う問いかけに、皆押し黙ってしまいます。

原色は primary color と言います。

折角ですから、単語の知識を広げていくと、次に会話をするときに使えます。

今回は、淡い色・暗い色・中間色など、普段習わない色に関する言葉を研修しました。

摂氏と華氏

日本では摂氏 ℃ を使いますが、華氏 °F を使う国があります。実際アメリカでは華氏を使っています。

相手と話をしていると、こういった違いに気づきます。

摂氏と華氏の関係は

□℃ × 1.8 + 32 = ■゜F

になります。

35℃は95゚Fになります。

平方や立方はどう表すのか

平方メートルや立方メートルと言う言葉を、算数や数学でよく使いますが、この表し方が分かるでしょうか?

平方は  ○ square+単位

例えば 5㎡は five square meter

立方は  ○ cubic+単位

例えば 3㎤は three cubic centi meter

教科書の型にはまるな

教科書に出てくるお手本的な会話はすらすらと出てきますが、教科書に載っていないこととなると、いきなり分からなくなってしまいます。

実際の会話に教科書はありません。どの様な話がどこで飛び出してくるか分かりません。

いくら研修を重ねて準備しても、習っていないことに会話が飛んでいきます。

そんな、自由な会話を続けていると、習っていないことにも対応出来る会話能力を養うことが出来ます。