仮装衣装

みなさんがハロウィンパーティーをするとしたら、どんな仮装を着ますか?テレビで渋谷の繁華街が映され、様々な衣装に身を包んだ若者達がインタビューに応じている姿を目にします。蜂の衣装を着た者・くまのプーさんの衣装を着た者・ドラえもんの衣装を着た者。どれも工夫を凝らした立派な衣装です。中には手作りで用意した人たちもいます。

スージーさんの衣装

アメリカから来たスージーさんの仮装衣装はみんなとはちょっと違います。ひげや眉毛は黒い色紙を切って形を整え、マユや口元にセロテープで貼り付けます。顔には防虫ネットを被り、マントの代わりに大きめのジャケットを裏返しにしてきます。尻尾は同じように黒い紙を切り取った物をテープで貼り付けます。

つまり、全てが あり合わせの物 です。

ところが出来上がった衣装を見ると、それなりに魔法使いやらネズミやらに見えます。

 

町はハロウィン一色

町の飾り付けはどうでしょうか。ハロウィン商戦まっただ中、店や通りはハロウィンの飾りで溢れています。どれも立派な飾りで、飾り付けとして販売されているものが飾られています。

スージーさんの飾り付け

スージーさんは1ヶ月ほど前から飾り付けを始めます。英語を習っている私たちもそのお手伝いをします。カボチャの色や黒い色やらの色紙を切り取り、カボチャや黒いネコ、魔法使いなどを切り抜いていきます。そして、それを教室のあちこちに貼っていきます。

私が驚いたのは蜘蛛の巣です。100円ショップで買ってきた糸状の物を教室のあちらこちらに掛けていきます。まるで蜘蛛の巣が貼ったようです。

用意したランタンは、照明にかぶせるように掛け、教室の中はハロウィン一色です。

私が言いたいことは、決してお金を掛けるのではなく、飾り付けを楽しむところからハロウィンは始まるんだな。と言うことです。

トリック・オア・トリート

子ども達にとって仮装して「トリック・オア・トリート」と言いながら家々を訪れ、お菓子を集めるのが楽しみのひとつです。

「トリック・オア・トリートツアー」と私が言うと、スージーさんは「トリック・オア・トリーティング」と言い換えました。英語の中ではもう既にトリーティング(トリートすること)という親しみのある言葉となっているんだと実感しました。

私たちの教室では、周囲のお店に協力して貰い「トリック・オア・トリーティング」を行っています。実際のアメリカでの様子とは異なるのかもしれませんが、それでもスージーさんはお構いなし。次々とお店を回って、子ども達はお菓子や文房具を貰って歩きます。

ゲーム

パーティーの時に行うゲームはと言うと、ビンゴやらマミーラッピング(1人の生徒をトイレットペーパーでぐるぐる巻きにして、ミイラにするゲーム)などを行います。

ある年、スージーさんは大きなカボチャを持って来て、生徒たちに順番でナイフを入れさせ「ジャック・オ・ランタン(お化けカボチャ)」作りを始めました。

生徒たちは皆初めてのことなので、おっかなびっくりカボチャにナイフを入れていきます。

ところが中に入っている種がものすごく青臭いのです。「うわぁ、くさっ!」などと言いながら中身を取り出していきます。

ある生徒が口の所を切るときに切りすぎてしまい、口が割れてしまいました。スージーさんはお構いなし、「OK 大丈夫!」気にしません。

出来上がったランタンに火を灯し、記念撮影をしました。

エコな楽しみ

こうしてみてみると、ハロウィーンパーティーというのは、自分達が考えている以上に生活の中に密着し、それを楽しんでいる。と言うことが分かりました。

決してお金を掛けるのではなく、身近にあるものを利用してハロウィンを迎える。私たちも見習わなければならないことだと思いました。

ハロウィンパーティー

日時 10月31日(水) 16:30~

場所 板橋教室

内容 1.ゲーム

2.トリックオアとリーティング

3.スージーさんとの英会話

参加費用 1000円