今週、当学院ではすべての教室で冬休み前の保護者面談が行われています。
私の担当する足柄駅前教室では、昨日までですべての面談を終えました。

夏休みから現在までの学習状況や塾での様子、学校・家庭での様子、短期目標・長期目標の確認など、限られた時間ではありましたができるだけ多くの意見交換や情報提供をさせていただきました。
今回の面談をふまえ、塾生は12/25から始まる冬期特訓へ突入していきます。

そこで今回は社会担当の私から塾生諸君へ、冬期特訓で行う社会の詳細とアドバイスを伝えておこうと思います。
とくに足柄駅前教室の生徒はきちんと目を通しておいて下さい。

中学2年生の内容

冬期特訓では「予習」を行います。例年、社会はほかの科目に比べ、中学校間で進み具合にバラつきが大きいのが特徴です。
当学院は教室ごとにターゲット校を指定していますので、それぞれの中学校に合った単元を予習していきます。

短期目標として考えているのは、第4回の定期テストですが、さきざき(高校入試)のことを考えなくてはなりません。
ここを理解していない中2生が多いです。付け焼刃では歯が立ちませんし、一度覚えたものを覚えなおすことほど時間が無駄になることはありません。

中学2年生へアドバイス

地理も歴史も「因果関係」をいつも意識して学ぶことが重要です。「原因」と「結果」をしっかり捕まえましょう。
簡単な例を挙げましょう。
例1:地理(関東地方より)
「都心の地価が高い」(原因)→「郊外に住居を構える」(結果)
「郊外に住居を構える」(原因)+「都心に学校や企業が集中」(原因)→「通学・通勤で都心の昼間人口が増える」(結果)

例2:歴史(奈良・平安時代より)
「聖武天皇による仏教中心の政治」(原因)→「僧侶の権力が強まり政治が乱れる」(結果)
「僧侶の権力が強まり政治が乱れる」(原因)→「桓武天皇が仏教の影響を受けないように、都をうつす」(結果)

いかがでしょう?因果関係を意識するとそれぞれのできごとがスッキリ頭の中におさまるのが分かることと思います。
とくに歴史は、ひとつの結果が新たな原因となることが多いのでひじょうに有効です。

また高校入試の歴史では「古い順に並べなさい」など「並べ替え問題」が定番となっています。
火のないところに煙はたちませんから、因果関係を丁寧にたどれば起こった出来事の順番はほとんどの場合おのずと見えてくるものです。時間がないわけではありませんから、機械的に丸暗記というのは最終兵器として封印しておいたほうがよいでしょう。

大事なことなのでもう一度言います。
いいですか、高校入試で高得点を狙うのならば「何?」を問う問題だけではなく、「なぜ?」を問う問題に強くなることです。

中学3年生の内容

中学3年生は、言わずもがな「高校入試」に向けた授業を行っていきます。神奈川県公立高校入試の過去問と入試用テキストを併用して、テーマ別に演習をしていきます。

昨年から神奈川県の社会が難しくなったのはすでに承知していると思います。難しくなった原因は2つあると個人的に考えます。
1つは「不親切な資料」。もう一つは「まわりくどい表現」。
どちらにも言えることは「本題に入る前にひと手間かかる」ということです。

覚えている知識から推察し、その資料や説明文が言わんとしている内容を捕まえてから解答を考えるパターンがグンと増えました。
しかも、数年前の英語長文のように「子供騙し」だなと思えるものから「中学3年生にそれ考えさせる?」といった問題まで難易度はさまざまなのが怖いところです。難しい問題が、さも簡単そうに並んでいるのです。中途半端な知識で社会ができると錯覚していた受検生は面食らったことでしょう。得意な社会が可愛い顔して牙をむいたわけですから。

このことから、中3社会の授業は「知識の活用」に重点をおいて、良問を演習、解説していきます。したがって、活用すべき知識が頭の中にストックされていない生徒は大ピンチです。長い時間をかけて頭の中に整理してしまっておくように中1・2の頃から口をすっぱくして言い続けてきましたが、いざ使うときになって実はからっぽだったり、乱雑にしまわれていたり、それではとてもじゃないですが入試問題はおろか入試対策授業にもついていけません。

救済措置として配布した「社会鬼プリント」をまずは徹底的に反復して、きっちり覚えきりましょう。すべてのスタートはそこからです。アイテム集めをしている時間はもうありません、アイテムを使うのです!

中学3年生へアドバイス

前回の高校入試対策模試の解説でも言いましたが、「選ばれなかった選択肢」からも学ぼうという姿勢をもって取り組むことが大切です。
限られた時間で質の良い問題に数多く触れることはなかなか難しいことです。それならば、出会った問題を徹底的に味わい尽くしましょう。答えにならなかった選択肢を見て、どこがどう違うのか、どの事柄のことを説明しているのか、しっかりと結論づける丁寧な勉強を心がけましょう。

授業で取り上げるのは、私が選んだ良問ばかりです。ほかの問題でも同じような思考回路が働かせられるようなものを選びました。
二度と同じ間違いはしないぞという覚悟でチャレンジしてください。解きっぱなしは論外です。

まとめます

今や神奈川県の社会は直前にやればやるほど伸びるという問題ではなくなりました。むしろ社会をやるくらいなら他の科目に時間を割いたほうが点数が上がるという場合もあることでしょう。
前もってひとつひとつの完成度を高めておかなければ、ひと手間かかる問題に対して十分な演習をこなす時間が確保できません。
授業一回一回を真剣勝負で取り組んでみてください。そこで全部覚えきってやろうという気で集中してみてください。大事なのはふだんの意識レベルを上げることです。

「やりすぎ」と 思うくらいが 丁度良い

冬期特訓でお会いしましょう。

この記事を書いた人

加藤 正和
加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。
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