第1回『プログラミング体験会』を実施しました。

おばけゲーム

体験会では『おばけゲーム』プログラミングを行いました。

左右に移動するお化けの間を縫ってロケットが進みます。ロケットがお化けにぶつかるとゲームオーバーです。

単純な動きですが、これをプログラムに置き換えていくとどうなるのでしょうか。

 

 

プログラミングの必要性

いままで人間がこなしていた仕事をロボットやコンピューターに置き換えることにより、正確に速くこなすことが出来るようになります。これからの10年間で、現在、人が行っている仕事の約50%がロボットやコンピューターに置き換わると言われています。

その中で、コンピューターのプログラム作成やメンテナンス作業は、逆に加速度的に増えていきます。プログラムのミス(バグ)により誤作動を起こすと、とんでもないことになります。

そこで、それを修正する作業が必要になってくるのです。

中等教育学校(公立中高一貫校)の入試でも出題

プログラミングの問題は公立中高一貫校の入試問題にも出題されています。

問題の中身はさほど難しくはありませんが、受験する生徒にとっては何としても得点しておきたい問題です。

来年から小学校の授業として実施

プログラミング教育は小学校の授業として来年度から導入されます。全ての学校にコンピューターを人数分そろえることでさえ非常に大変なことですが、先進校ではMicrosoftとタイアップして無償でコンピューターを借り受け、プログラミング教育に取り組んでいるところもあります。

お隣の韓国では、既にプログラミング教育が実施され、小学生の間にかなり高度なプログラミング教育を実施しています。

スクラッチ

今回の体験会は『スクラッチ』と呼ばれるプログラムを使ってゲーム作りをしていきました。『スクラッチ』というのは、『前にすすめ』とか『止まれ』というようなコマンドをブロックを組み立てるように作り上げていくものです。

プログラムを挿入したい絵をクリックし、その絵のプログラム用の画面にこのコマンドを追加していきます。

慣れてくるとスムーズに組み立てることが出来、30,40分でプログラムを完成することが出来ます。

目が輝いている

生徒達の目はギラギラと輝き、夢中でプログラムを組み立てていきます。慣れてくるとプログラムの中のパラメーターの値を変えて、お化けの動きを速くしたり、お化けが画面端に来たときにもリターンしないようにしたり。別のアイテムを加えたりしました。

生徒ばかりでなく、一緒に手伝いをした親も夢中です。『これから学校でこんなことをやるんだ。』という実体験が出来たのではないかと思います。

ロボーットを選ばなかった訳

プログラミング教育では、大まかに『ロボットをつかったもの』と『PC上で行うもの』(ロボットを使わない物)とがあります。当学院ではロボットを使わない物を導入しました。

レゴを組み立てるようなロボットは値段が高い割には壊れやすく、壊れたときにパーツを改めて購入する必要があります。

また、プログラムをコンピューター上だけで利用するものもいくつかありますが、当学院で導入したシステムが、プログラム技術のレベルで言うと最も高いものだからです。言うならば、遊びのレベルから始め、ソースコードベースの本格的なプログラム作成にも取り組むことが出来るものだからです。

完成する喜び

組み込んだプログラム通りにゲームを作ったり、作業を指示したり。逆に言えばプログラムで指示しなければ動かないもどかしさ。

そんなプログラムの世界に夢中になっていくのだと思います。

次回は 3月20日(水)17:00~ 板橋教室 で体験会を実施予定。