連休がいつの間にか家族の用事で全部詰まっていて超忙しかった富田です。

私は自分の予定を1つだけしか入れてなかったんですけどね、なぜか毎日出かけることになっていました。楽しいんですけどね。

さて、ウチの塾ではGWの初日に毎年テストがあります。春期講習から4月にかけて習った内容が定着できているかどうかをチェックする、達成度確認テストです。

きっと受けた生徒たちはすっかり結果のことなんか忘れて楽しい連休を過ごしたと思いますが(結果に思い悩んで辛い連休よりはマシですけど)、授業が再開した今日から各教室で順次返されて阿鼻叫喚の様相を呈するのではないかなと。

4月の数学の得点に注目しよう

私は理数の担当なので、数学に焦点を当てましょうか。話を中学生に絞ります。

4月に習う内容といえば、全学年「計算」です。厳密に言えば中1は計算の前に正負の数の基礎知識がもろもろ入りますが、細かいことは置いておきます。

今回の達成度確認テストは、ざっくり言ってしまえば「計算問題が解けるかチェック」しているだけ。前の学年の復習も出題されていますが、配点は新しく習った内容を大きくしてありますので、計算さえしっかり出来ていれば少なくとも30点は堅く取れます。

では、それが出来ていないというのは何を表すのか。

オブラートは排除して言いましょう。それは明らかに「数学が苦手である」ということです。

塾で同じ授業を受け、一般的な学力の生徒に充分な量の宿題をごまかすことなくキチンとこなし、チェックテストも合格していれば、数学の得点は安定します。

私の指導している生徒でいえば、数学で低い得点の生徒は「新しく入ってきた生徒」か「宿題が指示通りできない中1生」のみです。今まで鍛えられていた生徒の得点は明らかに水準が高い(そうでなくては通っている意味が無いですけどね)。

ということで、もう認めるしかありません。 4月のテストで出来ないのは数学が苦手な子だ と。

数学の苦手な人が心がけること

苦手と自覚したところから対策がスタートします。そういう子は得意な子と戦い方が違いますからね。

他の人と同じ量では足りない

苦手な人は、身につけるために必要な時間も問題量も全然違います。これは仕方の無いことです。

料理で例えてみましょう。

私は主夫なので(笑)、ほとんどの料理はレシピさえあれば大体作れますし、そこそこの味になります。毎日料理をしているので基礎が固まっているからなせる技です。

一方、普段全く料理をしない人がレシピを見ただけで料理が作れるかといえば、そもそも書いてある事が理解出来ない可能性が大きい。「ささがきって何よ?」だの「下ゆでって何分すればいいの?」だのいちいち詰まります。

要は土台の違いです。

数学の計算はまさにこの「土台」が重要になってきます。中3は中2の式の計算がスラスラ解けていないと厳しいですし、中2は中1の計算の焼き直しみたいなもんです。

中1に至っては、小学校の計算力が如実に出ます。だから小学校の計算はキッチリ仕上げておかないといけないんですよね。特に分数は。

それに関しては詳しく下の記事で書いていますので、ぜひ一読を。

中学生になる前に絶対身につけておきたい算数~計算編~

 土台が無いと、同じ事を身につけるために必要な分量が大きく変わります 

塾で出している宿題を1周すれば出来るようになるのは、得意な子だけです。普通の子は解き直しをして初めて定着するでしょう。

では苦手な子は?2周しても3周しても足りないかもしれません。

現状それだけの差があるのは認めるしかありませんので、出来るまでとことん繰り返すしか無いでしょうね。

ただし、ずっとその状態が続くわけではなく、最初は3回繰り返さないと身につかなかったとしても、基礎が固まってくれば2回で定着するようになり、いずれ普通の回数でこなせるようになるでしょう。

これが伸びるということです。

学校で習うときがラストチャンスと考えよ

 数学の苦手な子ほど、学校の授業を大事にして欲しい んですよね。

そもそも学校の授業だけでは足りないから塾通いをしているはずですよね?それが「塾で習ったから大丈夫」という意味不明な理屈で学校の授業をおろそかにしてしまう子は、必ず学校の成績が下がります。むしろ逆効果です。

塾で1回目の授業を受ける。宿題を何度も繰り返して定着をはかる。これでもまだ足りません。学校で2回目の授業を受けてようやく完成するのです。

塾である程度身につけているので、学校の授業は余裕を持って受ける事が出来るはず。その余裕を活かして積極的に発言をしたり、よいレポートを書き上げたり、演習をスラスラこなしてアピールしたりして欲しいのです。

だから学校の授業はとても大事。

そして、学校の授業で2回目の授業を受けてしまえば、もう後がありません。

塾はもう先に進んでいますし、学校も二度と戻ってくれません。この時点で出来るようになっていないものを、いつ、どうやって出来るようにするんでしょう?

苦手な子ほど、その尻ぬぐいをテスト前に持ってきてしまいます。ですが、苦手なので一旦忘れてしまった内容を取り戻そうとすると膨大な時間がかかりますし、その影響で他の科目にかける時間がどんどん減っていって悪循環に。

学校で習ったとき、それが定着させるラストチャンスと考えましょう。万が一学校で習ったときに理解が不十分だったことが分かってしまったときは、可能な限りすぐに質問をするなり大量に演習をするなりしないと手遅れになってしまいます。

問題集はためこまない

学校でもらえる(嬉しくはないでしょうが)問題集は、少なくとも学校の進度に合わせて解き進めておきます。

苦手な子は後回しにしたいですよね。気持ちは分かりますが、テスト前に30ページ一気にやるのと毎週4ページずつこまめにやるのとどっちがラクかと言われれば、圧倒的に毎週やる方がラクです。

ちょっと考えれば分かる事なんですけど、それに気づいていない子が多すぎてビックリします。詳しくは下の記事を参考に。

1年生と提出物

数学が苦手な子ほど、問題集をこまめにやることで定着しやすくなり、授業もついていけますし、何より提出物が確実に終わっていきます。本当にメリットしかありません。

そうしていくうちに、そもそも「数学が苦手な子」では無くなっていきますよ。

まとめ

ここまで数学の苦手な子を対象にモヤっとした心がけを書いてきました。

最大の問題は、そもそも数学の苦手な子はこれ読まないよね、ということです。

そこで救いの手をさしのべられるのは、やはり保護者の方でしょう。

保護者の役割は、得点だけを見て子どもをドヤすことではありません。子どもの達成度を把握しておき、あくまでサポートをしてあげることだと思います。

今回の達成度確認テストで数学が悪かったならば、そっとこのブログをさしのべて下さい。そして「読め」と。

まだ学年は始まったばかり。テストまであと1ヶ月以上もあるわけで、ココに書いてあることを実践してもらえれば実力は一変すると思います。

その願いをこめて。

この記事を書いた人

富田 靖之
富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
教室ブログはムダに長文が多い上にコアな内容が多いので、お暇でしたらご覧下さい。
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