正答率50%以上の問題を確実に

正答率が50%以上になっている問題は、リスニング・単語の知識・適語選択・語順整序の問題です。

いわゆる、リスニングと文法問題です。

いかにこれらの問題で取りこぼしなく確実に得点していくかがカギとなります。

耳を慣らせ

リスニング問題の対策としては、毎日のようにリスニングの問題を聞き、耳を慣らしていくことが大切です。内容が理解出来なければ、全く解くことは出来ません。

メモを取ろう

リスニング問題を解くときには、聞き取った内容をメモするようにしましょう。どの様な内容の話なのかメモを取りながら聞いていくと、問題を解くときの手がかりとなります。

1回目で解き・2回目で確認

リスニングは大抵2回放送されます。1回目の放送で問題を解き、2日目の放送で再確認するようにしましょう。

ただし、過去に1回で放送を終えたことがあります。(独自入試・小田原高校)今までの問題が2回放送されているからといって、2回目を当てにしてはいけません。1回で解けるよう訓練しましょう。

文法問題は総合演習から

文法問題を文法単元別に練習していくのはいいのですが、実際の問題は様々な文法事項を組み合わせたものが出題されます。また1つの文法事項に問題が集中することはありません。

いくつもの文法事項の中から、これがどの文法事項を利用した問題なのか探り当てていく必要があります。

まず、総合問題を解き、どの文法問題が解けなかったのか確認した上で、それぞれの文法別の問題で確認すると良いと思います。

1つ1つは分かるんだけど、実際にやってみると解けない。

このことをクリアすることが、高校入試の文法問題攻略のカギとなります。

長文読解に同じ問題は出ない

長文読解問題を一生懸命解いても、その問題が出題されることはありません。つねに初見(初めて見る)の問題です。

だとするならば、練習で解いたその問題が出来るようになる事を目指すのではなく、どんな問題にも応用できるように解いていく、ということと、入試問題の傾向を知るということに重点を置くべきだと思います。

スラッシュリーディングを身につける

長文問題のカギは、速く確実に内容を読み取ることです。

その為にはスラッシュ・リーディング(文章に/を書き、ブロックにして内容を理解する方法)が有効です。

英作文は文構造をチェック

英作文攻略のカギは、英語と日本語の文章の構造の違いを理解することです。英語は主語の次に日本語で言う述語(動詞)が来て、その後ろに目的語やら補語を並べていきます。いくつかの文法事項の代表的な文を覚え、どの文法事項が出題された問題に使われているのかを考えた上で、英文の構造の順序に従って作文していく必要があります。

全体の時間配分を考えて

この数年間、神奈川県公立高校・英語の入試問題は、問題量が非常に多くなっています。長文の単語数が長くなるとともに、問題数も増えています。

最後の問題である、問い8の正答率が低いのは、問題が難しい側面もあるかもしれませんが、解き終わらなかった受験生が多かった事が影響していると考えられます。

50分というテスト時間を考え、その50分以内で解いていく鍛錬が必要だと考えます。

他の人が得点できるところで取りこぼすな

他の人が得点できているのに、自分は得点できなかった。というのでは合格出来ません。

他の人が得点できるところを自分も確実に得点できるようにする。

これこそが神奈川県公立高校入試問題・英語の解き方の極意です。