中3生、高3生は入試も目前にせまり、中1・2生も第四回テストがやく一ヶ月後というイベント目白押しの今日このごろです。

受験生はもちろんながら、中1・2生もテストに向けてほんのりとエンジンがかかってきたような様子が見えてきています。良い感じです。

さてそんな中ですが、今回は来年度に中学生になる現小6生にむけて、一種の中学生活攻略法を書いていこうと思います。在籍した生徒の苦労していた点、それをどう解決していったかなど過去の実体験をふまえてまとめていきましょう。

はじめに断っておきます。攻略法と書いてはいますが、インチキやズルの類いではありませんのであしからず。

授業は思い出せるように聞く

授業を活かす方法です。

当たり前だよねと思う人は読み飛ばして下さい。

「授業で集中できない」「授業中に眠くなる」といった悩み(?)に対して、「真面目に授業を受けなさい」という返事を返すのはよくあることです。

ところが「真面目」っていう言葉は厄介で、人によってその解釈が違います。

「話している人の方を向き、何か得られるものはないか耳を澄まし、覚えておこうと思ったことをメモして、自分が理解しやすいように考えながら話を聞く」のが真面目と考える人もいれば、

授業の邪魔にならないようにじっと静かに話を聞く」というのが真面目だと考える人もいるでしょう。

そもそも真面目さの定義なんてあやふやなので、「真面目に授業を受けなさい」といってもあまり効果は無いんですよね。(ふざけて授業を受けているなら別ですが。)

もちろん、「真面目」の部分を「きっちり」とか「しっかり」と言いかえても同じです。

なので授業を活かす具体的な授業の聞き方の一つとして、「授業を思い出せるように聞く」ことをオススメします。

できる子はその日の授業をすぐに思い出せる

様々な性格の生徒を見てきましたが、できる子はその日の授業になにをやったか聞いたときにスラスラと返事が返ってくるのが共通しています。

(たまーに聞いてもいない余計なことをペラペラ話し出す人もいますが笑)

これって結局、授業の中身が頭の中に整理されて入っているということなんですよね。

話を聞く目的は人それぞれですが、人に説明する準備ができている、準備ができるように話を聞いているんです。

これ、学力面で大きな差が付きますよね。

例えば、授業後に宿題で問題を解こうとするときを考えてみましょう。

話が整理された状態で頭に入っている人は、記憶の出し入れが活発に行われるので身につき具合が違いますし、そもそも授業内容を覚えているので負担も大きくありません。

一方、ただ授業を聞くだけの場合、まず授業がどんなだったか、薄れる記憶を必死にたどることからスタートです。

思い出すことがメインとなれば、頭を使って考える余地も減り、覚えているかいないかの勝負になってしまいます。どちらが大変でしょう。言わずもがなですね。

学校に何人かいる「授業を聞いているだけで分かる」タイプの「あの人」は前に挙げた話の聞き方をしているのだとおもいます。

授業を理解し、思い出しやすくするためには

授業を活かす聞き方等を列挙しましょう。
  1.  話をしている人を見る(観察する)
  2.  自分の知らないことを話していないか集中して聞く
  3.  「なるほど」と思ったことはメモを取る
  4.  その日の授業を思い出す

特に4は大事です。特にかしこまる必要はありません。

ただ、自分以外のだれかにその日の授業で「へぇ~」と思ったことや楽しかったことなどを意識して話すようにしてみましょう。話す相手がいないなら日記でもいいです。

そうしたアウトプットをすることで、自分が理解した内容や持った感想が客観的に正しいのかどうかチェックすることができ、より授業の効果も上がるでしょう。

文にするとチープに感じるかもしれませんが、それが本来の目的ではないにせよ、漠然と授業を受けるよりも記憶にも印象にも残りやすいことは確実です。

そういう意味で「誰かと安心してその日にあったことを話す場」があることはこの上なく大事ですよね。

ようやく一つ目の内容が終わりました。長いですね~(笑)

では、次の内容に移りましょう。

学校のワークを有効活用しよう

こちらの記事に具体的な活用法は書かれているので、その方法については目を通しておいてもらえればと思います。

学校の問題集でテストの点を上げよう!塾の先生が教える上手いやり方

ここでは小学校と中学校の温度差について触れていきましょう。

小学生のときには提出物に追われたり、宿題をやらずに学校に行くなんてことが珍しかったのに、中学生になった途端、提出物をださない、宿題も中途半端になってしまうというケースが比較的よく起きます

その原因は何でしょう。

その子がだらしない性格になってしまったから?

管理があまくなったから?

部活動に熱中しているから?

そのどれもが原因の一つかもしれません。ただ一番の原因は小学校と中学校の温度差(ギャップ)にあると思います。

小学校と中学校には絶対的な温度差がある

小学校・中学校どちらも教科書とは別に副教材としてワークを使用しています。

学校での様子を面談などで聞いてみるとそのワークの取り組ませ方に違いがあるのが分かります。

小学校の場合には短いスパンでそのワークを「いつ・どこまで・どうやって」やるかを細かく指示されており、もし学習が遅れている場合にも積極的に先生が補習をしてくれるケースもあるようです。

一方、中学校の方は「いつ・どこまで」を指示されるスパンが小学校に比べ長く、やや大まかになっているようです。

このように、先生からの指示や取り組み方について温度差があるのです。

断っておきますが、私は決して中学校の指示が不親切だと批判したいわけではありません。

むしろ生徒の年齢から考えれば、中学生は様々なものから自立を促される時期ですから、考える余地を残す分、指示が曖昧になるのもうなずけます。

また指示からその意図をくみ取る練習にもなるので、むしろ良い機会だと思います。

 

では何を述べたいかと言えば、小学校と中学校ではそうした温度差が確実に存在していることをあらかじめ知っておくべきだということです。

中学校では小学校の時と比べ、提出物やワーク等を「いつ・どこまで・どうやって」やるかという細かさは明らかに減ります。

または、細かく指示されたとしても何度も親の敵のように繰り返されることはないでしょう。

「聞き逃したなら、それは自己責任」という風潮がそこにはあると思います。

ですから、中学校とはそういう場所だとあらかじめ理解(覚悟)しておくことが必要です。

すると、そうした温度差・ギャップにもおどろかずにすみ、中学校生活にもスムーズに適応できます。

結果が出やすい提出物の取り組み方

中学校で提出がするように言われるのは基本的にプリント・ワーク・ノートの三種です。そしてそれらのうちプリントやワークをどう扱えばいいかを挙げる

  1. 学校の授業の内容に合わせ、自主的に解く
  2. 解いたら必ず答え合わせ
  3. 間違えを解説やノートなどを見直して分析
  4. 間違えた問題は3日以内に解き直し
  5. 分からなかった、解くのに苦労した問題には印を打つ
  6. 自分で理解できなかったものは質問をする

です。

ちなみにノート提出について省いたのはそれを課す先生ごとにチェックする目的や内容がガラリと変わってしまうからです。

さて、大変に思えますか?

でもこれくらいの自主性が中学生には求められているとあらかじめ備えておくほうが精神衛生上いいと思いますし、これが当たり前になれば勉強面で苦労する場面はかなり減ると思います。

勝手な言い分かもしれませんが、「これくらいできるよね」という期待の裏返しとも取れますしね。

逆にそうした日々の自主的な取り組みをさぼってしまえば、テスト直前になって大量の提出物に追われ、それを終わらせることばかりに目を奪われ、学習では無く作業に徹したためにテスト結果が悪くなってしまいます。

そうした悪循環の根元には小・中の温度差に適応できたか否かが大きく関わっているのです。

何かと重苦しく感じるような内容だったかもしれませんが、要は小学校で指示されてやっていたことを自分で考えてやってみましょうよ、ということです。

部活に定期試験に文化祭にと目まぐるしい変化に追われる大変な時期ですが、本業である勉強を見失わないで済むようにぜひこの2点を中学入学前から意識してみて下さい。

 

この記事を書いた人

陌間 和将
山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。