夏休み前は生徒の成績を元に保護者面談を行っています。その中からいくつか気になった点を取り上げました。

小学生の伸び方がすごい

小学生は、週に1回または2回、国語・算数を中心に指導しています。保護者面談を行ってみると、「学校のテストで満点を取るようになってきた。」「漢字テストが連続で100点だ。」など、「成績がアップしてきたようだ。」というお褒めの言葉を多く頂きました。

たしかに、小学生達は「もう少し宿題を増やして欲しい。」とか、「帰りに学校の調べ学習をしてから帰るから。」など、積極的に勉強に入り組む姿が多く見られます。

この積極的な取り組みが徐々に成果となって現れているのだと思います。

中1の実力は小学生の成績から判断出来ない

中1の保護者と話をしていく中で、中1の保護者が自分の子どもの学力をつかんでいないなあ、という感想を持ちました。

「うちの子どもには、少なくとも平均以上(オール3以上)取って欲しい。」という方がいらっしゃいましたが、テストの点数を見ると、とても平均に達するような状況ではありません。

よくよく考えてみると、小学生の成績が◎○△で付けられていて、ほとんどの生徒が○◎をもらっているので、「自分の子どもは中の上だろう。」と思い込んでいる節があります。

小学生の成績の○の成績は、中学では5段間で2~4に当たります。小学校ではそこそこ出来ると思っていたのに、意外な成績に保護者の方はビックリするようです。

模擬テストなどで小学生のうちから実力を知らせるよう心がける必要性を感じました。

中学生の夏休み前の成績は仮の成績

2学期生を取っている神奈川県西部の中学生にとって、夏休み前の成績は仮のものです。

「成績が良かった。」「成績が下がった。」と悲喜こもごもですが、あくまでも夏休み前の成績は仮のものです。

この成績で全て決まるわけではないですし、悪かったからといって悲観する必要はありません。

学校の先生達も、少し厳しめの成績を付けて、「夏休み期間中、気を抜かないようにして欲しい。」という気持ちから、毎年見ていると厳しめの成績が付くことが多いようです。

「ああダメだ。」と諦めるのではなく、「頑張らなくちゃ。」という気持ちになって欲しいと思います。

これこそが、学校の先生の期待に報いることになると思います。

高校生はトップレベル

高校生の保護者と面談をしていくと、それぞれの生徒が進学先の高校で素晴らしい成果を上げていることに気づかされました。

「国語が学年で2位だった。」という生徒がいれば、「順位が学年で4位だった。」という生徒もいました。

「ほんのちょっとの努力が成績に結びついてくるんだなあ。」という感想を持ちました。

この地道な努力を3年間続けていれば、必ずや推薦で希望の大学に受かるのではないかと強く感じました。

休み期間の過ごし方がカギ

中学校の先生方が、夏休み前に厳しめの成績を付けるのも、いかにこの夏休みの過ごし方が重要かということの現れだと思います。

毎日少しずつ努力する生徒とそうでない生徒との間には、どんどんと実力の差が出てきます。

予習をするにせよ、復習をするにせよ。きっちりと計画を立て、それに沿って学習を続けて行って欲しいと思います。