こんにちは、富水教室の山田です。
今週末は、前期の内申が出ます。
生徒達以上に気になっています。
特に、中3の内申は・・・。

今すぐ数学の入試対策を始めよう

各中学校、3年生の第3回定期テストまで、あと1ヶ月ちょっととなりました。
この時期の中3は、やはり第3回テストが気になり、それに向けて勉強という生徒が多いと思います。
ただ、そろそろもう1つのものも、日数を気にして欲しいと思っています。
公立入試の学力検査まで、あと128日です。
1年ほど前、『120日』というブログを書きました。
実は、もうあまり時間がないのです。

どうしても、まずは第3回となってしまうかもしれませんが、せめてこれだけは意識して欲しいなというものが、数学では2つあります。
それは、『時間』と『分数』です。

公立入試の計算問題は、3分で解ききるべし

入試の数学の問題、大問は7つです。
入試は、これを50分間で解きます。
1つの大問につき7分か8分で解くということになります。

難しい問題により多くの時間を使うためには、やはり問1や問2の計算問題をできるだけ早く、1秒でも早く終わりにしなければなりません。
目安としては、7問か8問出題されるそれらを、3分から5分で解きたい。

数学の中での計算問題、問題全体を見たら『計算ごとき』というものです。
そこでムダな時間は使いたくないですし、間違えるというのも避けたい。

第3回テストが終了した11月の中旬から、エコール学院では2週に1度くらいのペースで模試を行っていきます。
例年の生徒達を見ていると、トップ校を受けるような生徒でも、ポロポロと間違えるのです。
もちろん、分からない訳ではありません。
テスト後にやり直せば解けます。
ゆっくり解けば解けるのに、テスト中は慌てて解いているのでミスをするというものです。
残念なことに、慌てなくする方法はありません。
身につけなければならないことは、慌てている状況下でもミスをしないようにするということです。
練習以外に、それを身につけることはできません。
短時間で正確に解く、1秒でも早く解く、これをテーマに計算練習をして欲しい。
たった3分から5分です。
日々の勉強の妨げになるような時間ではありません。

ただ、数学が嫌いな生徒は、それでも『え~』と言うかもしれませんので、付け加えておきます。
多くの中学校では、第3回テストの数学の問題、入試を意識して入試の問1や問2で出題されるような計算問題を出してくれます。
つまり、その練習をすれば、必然的に第3回テストに向けての勉強をしているということになります。
入試だけではなく、そこにも直接関係してくるので、これはぜひやって欲しい。

分数の計算は、早く正確にできなければ意味がありません

最近の入試問題は、マークシートで答える問題が大半になりました。
数学は、それによって大きく変化したことがあります。
それは、『数字が汚くなった』ということです。

これまで、関数の問題ででてくる座標の数値や図形の問題ででてくる辺の長さなどの数値は、そのほとんどが整数でした。
しかし、最近はこれらが分数になってきています。
分数は苦手ですとか嫌いですなんて言っている生徒では、とても戦えません。
分数の計算なんてできるよと馬鹿にする人もいるかもしれませんが、できればいいてものじゃありません。
『できる』と『早く正確に』は、まったく違います。

この変化によって、一番影響を受けるのは誰か?
それは、中堅校を受けようと考えている生徒と、上位校を受ける生徒の中で数学を苦手としている生徒です。
中堅以上を受けるわけなので、分数の計算ができるのは当然ですが、しかし、ただできるだけでは時間切れになってしまいます。
たぶん、今春の入試では、途中の計算に時間がとられてしまい、最後まで終わらなかったというような生徒、見直しをする時間が無かったという生徒が多くいたのではないかと思います。
こちらは、第3回テストに直結とまではいきません。
しかし、計算力のアップ自体は数学をやる上でプラスになります。

時間への意識と分数への意識、この2つは、上位から下位の生徒まで全員に当てはまるものだと思うので、ぜひみんな、今すぐ取り組んで欲しいと思います。
そしてこの2つ、べつに中3だけしかできないというものじゃないですよね。
誰でも今すぐできる入試対策です。
ぜひぜひ、中1中2の生徒達も意識してみて下さい。