来年度の神奈川県公立高校の学力検査が2021年2月15日に実施されることが県の教育委員会で議決された模様です。

2月15日、、、、例年とまったく同じ時期の実施ですか。。。新型コロナによる影響などどこ吹く風の県教委。

まあ、今週になって「9月入学制」というワードがメディアを賑わせるようになったので、根本がひっくり返る可能性はありますが、県としてはスケジュールは例年通りと今のところ考えているようです。

すでに学校休校が行われて2ヶ月。あれよあれよと夏休みより多くの日数を子供たちは休んでいます。いくら授業数の少ない3月、4月とはいえ、それでも1ヶ月分は軽く授業内容が遅れていると思われます。

また、夏休みのように宿題どっさりというわけでもないから負荷が圧倒的に少ない。
さらに近くにテストが待ち構えているわけでもないから身が入らず、いったい何のために勉強しているのかわからなくなるありさま。

現場が混乱しているのは理解できますが、あまりに子供たちがかわいそう。

前回のブログでもお話ししたとおり、強制力のほとんどない環境下では子供たちは十分に学習に打ち込むことはできません。

一刻も早く子供たちに目標とほどよい負荷を与えてあげたい。ゴールが定まればがんばれるはず。

すべては新型コロナの終息の目処がたってからになるでしょうが、アフターコロナなんていう言葉が聞こえてくる頃には間違いなく、教育や経済が直面している問題がクローズアップされることでしょう。

あくまで私見ですが、高校入試の出題範囲は限定されたものになるでしょう。ただでさえ教科書内容を入試ギリギリに終えているのに絶対に間に合うわけがない。残りの日数で全範囲を無理矢理終わらせるとなると先生にも生徒にも負荷がかかりすぎてしまうことでしょう。

また終息後は「公教育のオンライン化」の流れが加速することでしょう。公立学校によるオンラインでの授業の普及率は現在たった5%とのことです。端末、ネット環境、クリアすべき課題は山積していますが諸外国との遅れを感じないわけにはいきません。それほど日本の教育は世界の中で遅れています。

あと気がかりなのは子供たちの心のケアですね。
大人がこれだけ疲弊するのですから、子供の中にはそれ以上に不安やストレスにさいなまれていても何ら不思議はありません。「勉強」はもちろん大事です。ですが心と体の健康を損ねてしまっては元も子もありませんから。親御さんは「勉強しなさい」と口にする前に、我が子のコンディションをいつも気にかけておくスタンスの方が望ましいかもしれません。

今年のGWはゴールデンウィークではなく、ガマンウィークです。とどこぞのテレビの司会者が言っていました。

そのとおりだと思います。終息の兆しを、希望の光を手に入れるために今はガマンです!
自分だけではありません。みんなでガマンですからね。
次に私がブログを書く頃にはほんのわずかでも光が差し込んでくれることを願っています。

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。