どうも、睡眠時間マニアの富田です。

このブログで過去に睡眠時間について散々語ってきました。

寝る時間遅すぎ!?小学生の睡眠と学力への影響を考える
中学生だって夜更かしNG!中学生の睡眠時間と学習の関係を考える
休校期間で崩れた生活リズムを治すたった1つの特効薬

何なら個人ブログでも書いてます。

朝型信仰にダマされない!受験に向けた正しい朝型の作り方
今さらだけど入試には朝型が圧倒的有利だと訴えてみる
あなたは朝型?夜型?テスト勉強をするならどっちが正解か
仮眠は正しく取れば効果大!勉強したいけど眠い人は実践してみよう

我ながら書きすぎだろ。

でも書きます。今回は保護者面談期間でもあるので、チクリと刺すような意見を残しておきましょう。

睡眠って大事だと実感

そもそも何でまた睡眠時間に関して書こうと思ったでしょうか。上の7記事合計すると軽く20000字を超えるのにまだネタがあるのか?

あるんです。

我々塾講師って寝るのが遅いんですよね。特に僕のようにダラダラ仕事する人間はなかなか帰らないのでなおさら。

若い頃は6時頃に寝て11時頃に起きるダメ社会人でしたが、子どもがいるとそうもいきません。どんなに遅く寝てもある程度早起きが必要です。

すると睡眠時間がこんな感じになるわけです。

睡眠チャート

燦然と輝く緑色の週末

さすがに体調崩しそうな予感がしたので、週末にちゃんと6時間以上寝てみたんです。すると……

なんということでしょう!(ビフォーアフター風に)

月曜日の仕事が恐ろしいほどはかどるじゃないですか!1日終わってみるとかなりの仕事量。いつもが何だったのかと言わんばかりの充実ぶりでした。

いったい何がそんなに違うのかといえば、睡眠を取ると「集中力が上がる」の一言に尽きます。

いかに睡眠不足が悪影響を及ぼすかを身をもって体験しました。うーん、6時間睡眠最強ですね。

子どもの睡眠は勉強のスタートライン

そんなショートスリーパーな僕も、小学生のときは20時半就寝で7時起床(寝すぎ)、中学生のときは23時就寝で6時起床(理想的)でした。比較的に早寝(早起きではない)が徹底されていたのは親に感謝です。

たくさん寝たら頭が良くなる、とかそういう話ではありません。寝ただけで頭が良くなるならガンガン子どもを寝かせますわ。

充分に睡眠を取るのは、学習の下地作りじゃないですかね。睡眠が足りなくなると、下地にどんどん穴が開いていくイメージ。だから勉強しても身につかない、すぐ抜ける。

中学生にありがちなのは、たくさん勉強しているはずなのになかなか伸びない、という悩み。勉強量に学力が比例しないんですね。

もちろん勉強方法に問題があるかもしれませんが、勉強している時間帯が原因かもしれません。夜中に勉強している子の場合、勉強する時間帯を早めるだけで成果が変わってくるでしょう。

「私は夜中に勉強した方がはかどるんだよねー」とか言ってる子、それはきっと勘違いです。色々な記事で書いていますが、夜中は各種能力がガタ落ちしますので、できるだけゴールデンタイムに勉強をしましょうね。

様々な研究からも睡眠不足で認知能力が落ちることが分かっています。せっかく勉強をしても、その効果がなかなか得られないのはもったいない。まずは充分な睡眠を取ってからがスタートです。

子どもの睡眠は保護者が左右する

ここからは声を大にして言いたいところなのですが、変わりに文字を大にして書きましょう。

子どもの睡眠時間は保護者しか管理できません!

これは僕らが手を出せない部分でもあります。だって家にいないですから。

もっといえば、小さい頃からの習慣によるところが大きいですね。

先日の休校期間中、24時間営業のスーパーへ仕事帰りに寄ったら、お父さんと一緒に小学生とおぼしき少年が買い物に来ていました。「おいっ親っ!自分の都合で夜中に子ども連れ回すんじゃないよ!!」と内心では叫んでいましたが表面上はクールな顔で去って行った僕です。

幼少期からそれが当たり前になってしまった子が、小学生や中学生になってからいきなり早く寝る習慣に切り替わります?

これは僕の個人的な意見ですが、生活リズムは子どもに合わせていくべきです。大人は何とでもなりますが、子どもは親に合わせるしかないのですから。

そして、崩れてしまったリズムを直せるのも保護者しかいません。親の強制力をいかに発揮出来るか、これが子どもの学力を大きく左右するのです。

まとめ

なかなか勉強しても伸びないな、と感じているなら、まず睡眠時間が足りているか、変に夜更かしをしていないか、これを真っ先に何とかしましょう。

勉強法に手をつけるのはその次の段階です。

小学生で22時を超えて起きていたり、中学生が深夜1時まで起きているのは、7時に起きたとしても物理的に睡眠時間が足りなくなるラインですので、見直した方が良いと思います。

それを矯正もしくは強制できるのはご家庭の力。我々は無力です。

そんなことを言いながらも僕らは結局メスを入れてしまったりするのですが。

この記事を書いた人

富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。