こんにちは、富水教室の山田です。

今日は、大学合格の報告をさせていただきます。
先週の土曜日、高3の生徒がAO入試で大学に合格しました。
中3の生徒達は今週から入試対策を始めるという時期ですが、高3は一足早く大学入試が終了となりました。
これまでのセンター試験や新たな大学入学共通テストが1月にあるように、入試と言うと1月や2月、なかなか決まらなければ3月までかかるといったイメージがあると思います。
しかし、指定校推薦やAO入試なら、こんなに早い時期に合格が決まります。

これらの入試システム、早いだけがメリットではありません。
2016年頃から私立大学の定員厳格化が影響を及ぼし始め、2018年頃からはそれがより一層厳しくなりました。
そのため、Fランク大学といわれるような大学でも、一般入試で合格するには難しくなりつつあります。
定員厳格化により一般入試での合格者枠が減り、指定校やAO、公募といった推薦系の枠の割合が増えてきています。
この先も、この傾向は変わらないと思いますので、やはり今の時代、大学への道は指定校やAO、公募ではないでしょうか。

中学生や小学生の保護者の方々からすると、まだまだ先の話だと思うかもしれません。
しかし、皆様が学生だった頃とは、今の大学入試は大きく異なります。
指定校推薦やAO入試というものがあるのだということ、また、それらが今の主流になりつつあるということを、覚えておいていただきたいと思います。

ちなみに、この生徒、高3の夏まで「大学には進学したくない」と言っていました。
実際、今年の夏には専門学校を受け合格していたので、てっきりそこに進むのかと思っていました。
それが、どういう訳か、夏の終わりに突然「○○大学に行こうと思う」と言い始めました。
私が2年半「とにかく大学に行きなさい。行けば見方や考え方が変わるから。」と言い続けていたのに、その2年半ずっと「嫌だ」と返答していた子が突然「行く」と180°方向転換したので、驚きしかありませんでしたし、さすがに厳しいだろとも思いました。
指定校推薦は残念ながら他の生徒に取られてしまいましたが、何とか合格できて良かったです。
あのタイミングでの方向転換でも合格できたのは、指定校には漏れてしまいましたがAO入試というものがあったからだと思います。
今の一般入試はFランク大学でも落ちます。
さすがに、それまで入試に向けての準備をしていなかった生徒なので、一般入試で勝負をしたら勝ち目はなかったでしょう。