今年も冬期講習の時期がやって参りました。理科の教科責任者の富田から、冬期講習の理科で何をするのか、詳しい説明をしたいと思います。

中2理科

中2理科は予習を進めます。充分に予習を進めておき、第4回定期テストに万全の状態で臨めるよう準備をします

4つの分野のうち残すところ1つ、というあたりまで塾の授業は進んでいます。これはとても理想的な状態です。

今年こそ特に予習を重視すべき理由

今年度の小田原市の中学校は、なぜか2つの分野を同時に進めている学校が多いと聞きます。実際に僕が指導している2教室はどちらも2つの分野を並行して進めています。非常に厄介。

これはとても理想的とはいえません。

学校側の事情としては、2人の先生が同じ学年を担当する事が多く、そのときそれぞれの先生が違う分野を担当すれば混乱しなくて済むという言い分です。

その分生徒は混乱します。

だから、あらかじめ予習を進めておき、すでに理解した状態で学校の授業に臨むとだいぶ楽になるんですね。

また、2ヶ月間の休校期間があったため、今年の学校進度は異常に速い。それはそれは過去最高レベルです。

理科は満足に実験をやる暇もないようです。先生が実験して見せて終わり、というクラスもあります。それビデオでよくない?という状態。

実験の良いところは、実際に作業をすることで強く印象に残る点です。その機会が減っている今、より強力に定着を図らなくてはいけません。

予習を進めておき、試験が近づいたら徹底的に反復演習をする。この作戦が例年以上に有効です。

中3理科

公立高校入試の学力検査対策

中3生は高難易度で定評のある神奈川県の公立入試に備え、過去問を中心とした演習・解説を行います

事前に指定の問題を予習してきてもらい、授業中はその解説を行います。

公立高校の入試問題は、非常に問題文が長く、実験の説明が複雑です。10年もさかのぼれば神奈川県の理科は恐ろしく簡単な問題ばかりでしたが、近年高難易度化が進み、今では難しいのが当たり前になっています。

これを攻略するポイントは、問題文の素早い読み込みと着眼点にあります。素早く要点を捉え、典型的なパターンなのか、ひねっているのかを判断して、的確にヒントを読み取っていく。その方法を授業を通じて指導していきます。

冬休みは化学・地学分野を中心に攻略

冬期講習では、「化学分野」「地学分野」を中心に学習していきます。

化学分野は典型的な問題が多く、比較的得点を伸ばしやすい分野です。必要な知識はかなり多いものの、知識が得点に反映されやすいのも事実。

もちろん計算問題の演習も欠かせません。神奈川県の計算問題はそれほど難しくないことが多いので、類題演習を積むことで充分得点源にすることが出来るでしょう。

対して地学分野は受検生のイメージを大きく裏切る分野で、得点が低くなりがちです。

たいていの受検生は「地学は暗記」というイメージを持っていますが、実は原理原則を元に考える問題が多く、知識はそこで活用することになります。

このギャップが解消されないと伸び悩んでしまうため、授業を通じて知識の活用方法を身につけていきます。

冬期講習体験受付中!

理科は指導をうけるかどうかでかなり得点力が変わってくる科目です。理科を得点源にしたい方、理科の成績を上げたい方はぜひ冬期講習を体験してみませんか?

詳しい日程などは冬期講習のページをご覧ください。成果を得るにはまず行動を!お待ちしています。

この記事を書いた人

富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。