中3生の勉強ペースが上がってきました。それと同時に根を詰めすぎている子もちらほら。

勉強でも仕事でもそうですが、きちんと休憩を取ることは大事です。今回は受験生の休憩がてら読めるように「上手く休憩を取れる方法」を短めにまとめましょう。

休憩を取る必要性はいまさら言うまでもないですが、受験勉強自体ストレスの溜まるもので、真剣にやっている子ほど時間を忘れてやってしまうため、知らず知らずのうちに集中力が落ちてしまい、効率が悪くなりがちです。

まず大事なのは、計画を立てること

それは休憩時間を決めるという意味ではなく、やるべき事を決めること。1日にやるべきことをいくつか計画して、それが終わるごとに休憩を取れば良いのです。

時間で休憩を取るのは得策ではありません。時間を計って解くのはとても大事ですが、時間を計って勉強をやめてはいけません。内容が一段落したときが勉強の区切りです。

早く解き終わったなら早く休憩に入ればいいでしょう。頑張ったのだから堂々と休憩すればいいんですよ。

計画を立てるという視点で言えば、勉強を再開する時間は決めておくと良いです。

休憩に入るタイミングで、「次はいつから勉強を始めるか」を決め、アラームをかけておきましょう。

心に誓ってもなかなか一旦休憩すると再開するのはおっくうです。アラームをかけておけば第三者にも分かりますから、あとに引けませんよね。

もう1つ大事なのは、保護者が口を出さないこと

ふと保護者が休憩している子どもを目にすると、たまたま長時間勉強をしていた合間の休憩だとしても、「ダラダラしてないで勉強しなさい」と言ってしまいがちです。

子どもに目が行き届いている保護者なら、ダラダラしているのではなくきちんと休憩をしているだけと分かるでしょう。本当にダラダラしているならビシッと一喝すればいいわけですし。

そこまで子どもの勉強計画を把握していないのなら、軋轢の元になるのでヘタに口出しはしない方が良いでしょうね。

特に気をつけたいのは一部のパパさんたち。仕事から疲れて帰ってきた瞬間子どもがくつろいでいたら、まずイラッとして何か言ってしまいたくなりません?気持ちは分かるのですが、常時子どもに目をかけているわけではないので、そこは一旦こらえて。

……書いてて思いましたけど、将来僕自身がやってしまいそうだなあ……気をつけないと。

こういった親のプレッシャーもあり、得点を伸ばさなければいけないプレッシャーもあり、休憩することに罪悪感を覚えるかもしれません。

でも、やるべきことをやったあとなら、気持ちよく羽を伸ばすべきです。

先日こんなことをつぶやきました。

そう、勉強しなきゃいけないのは分かってるんだけど、ゲームしたいし動画見たいしSNS見たいし……こんな調子で遊んでいても、罪悪感を感じるんじゃないでしょうか?

それよりも、「今日計画通り勉強し終わったら、思う存分動画見るぞ!」の方がすがすがしく楽しめますよね。保護者だってやるべきことやってから遊んでいたら文句も言えないでしょう。

受験生だからといって、全ての娯楽をやめる必要はありません。僕ら社会人だって、24時間仕事のことだけ考えているわけではありませんからね。メリハリは大事です。

受験生に正月が無い?いいじゃないですか、合格祈願に初詣に行ったって。、もちろん密は避けつつね。

当然計画を立て、自分に必要な勉強をきちんとこなすことが大前提。その上で取るリフレッシュの時間は、さらに自分を奮い立ててくれるはず。

受験生たちは、「勉強してから休む」を徹底して、気持ちよく受験生生活を送ってくださいね。

この記事を書いた人

富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。