4/7(火)に安倍内閣総理大臣より、特別措置法による緊急事態宣言が発令されました。その後各自治体で検討が重ねられ、4/10(金)に東京都知事が会見を行い、企業に対する自粛要請について具体的な説明がありました。

また、その直後に行われた神奈川県知事の会見にて、「東京都と同一の条件にする」と繰り返し表明がありました。

具体的な自粛要請を行う業種に、「学習塾」が明記されております。ただし、付帯条件として、「100平方メートル未満の営業所は感染拡大防止策を充分に講じて営業を許可する」との要件がついております。

当学院は「小さな教室・大きな成果」をモットーとする学習塾であり、1つ1つの教室はとても狭く、100平方メートルを下回っております。そのため、今回の自粛要請の対象外となり、法令上は営業をしてよいことになります。

一方で、小田原でも感染者が出ているのは事実です。集団授業はもちろん近距離で説明をする個別指導も危険です。公立の学校で休校が続いている今、感染対策が行われていても非常にリスクが高いと当学院は判断しました。

そこで、集団授業は一切行わずオンライン指導に、小学生の個別指導も2m以上の距離を保った指導に切り替えます。

そろばん教室

教室全体を使用して、1部屋あたり3名程度に抑え、生徒同士の距離を2m以上確保した状態でお稽古を行います。普段とは異なり、先生が巡回しながら指導をすることになりますが、その際も可能な限り距離を取って指導・指示を行います。

小学生個別指導

先生との距離が近くなる対面での個別指導は行いません。

生徒は教室後方に着席し、講師は教室の前に起立し、電子黒板を使用して指導します。当然、生徒同士も一切近づくことはありません。ゆうに2m以上の距離を確保して指導します。

中学生クラス指導

授業は全てオンラインの動画配信で行います。そのため、通常より綿密な管理体制を敷きます。

  • 通常より授業ペースアップ
  • 宿題をLINEで提出
  • スケジュールを管理
  • オンライン自習室の開設
  • チェックテスト実施

せっかく大量の時間があるので、普段より圧倒的に分量を増やし、学力向上にこだわって指導をしていきます。

高校生

高校生は映像授業主体のため、ペースを上げて予習に取り組みます。既に新学年の予習をハイペースで進めています。

週1回の個別指導は行いませんが、代わりにオンライン自習室へ毎日参加してもらうことで学習管理を進めます。

学力向上と安全対策

集団から子どもを遠ざけること。これが緊急事態宣言によって法的根拠を持った休校期間の意義です。それをないがしろにすることはできません。

全てをオンライン化することも検討しましたが、年齢によってそれが適当で無い場合もある、それが小学生です。

とはいえ塾に来るだけでリスクはゼロではありません。人数を極限まで減らして社会的距離を最大限に確保することで、可能な限りリスク低減を図ります。

都市部に比べて感染蔓延していない地方都市なので、学力低下防止を標榜して通常通り授業を決行する塾が多いようです。

幸い当学院は3月の休校期間でオンライン化に舵を切った経験があります。その問題点もフィードバックし、強化したオンライン指導に再び踏み切ります。

上記の指導形態は、安全と学力の両立を出来るだけ配慮した当学院の結論です。生徒・保護者のみなさまのご理解・ご協力を頂き、一丸となって学力アップへ取り組んでいきたいと存じます。