こんにちは、富水教室の山田です。
省けなければ反省はできてない。
省くことができるようにする為の計画を立てなければいけないのです。
だから、反省とは『計画書』でなければならないのです。
計画書ということは、その後、その計画書に従って実行していくはずです。
スタートなのです。
反省と言うと、何かの終わり、どこかゴールの様な感覚として捉えている人がいるかもしれません。
1つの区切りではありますが、そこはゴールではなく次のゲームのスタートなのです。
スタートと言いました。
では、その先何をするべきなのでしょうか。
反省をして満足(本当の意味での反省はできていませんが)といった人がいるので、その先の話をしましょう。
ちなみに、『反省して満足症候群』と同じくらい、『反省させて満足症候群』という人もいます。
それは、我々先生や大人の側です。
先生を始め大人達の中には、子供達に「反省しなさい」と言い、考えさせたり書かせたりする人がいると思います。
しかし、その多くは、残念ながら『反省させて満足症候群』の人達です。
『同じ様な状況下でどうだったのかの確認』
するべきことはこれです。
次に活かされているのか、未来に活かされているのか、省かれているのか、その確認をしなければなりません。
計画書(反省)に従って進み、それが活かされるかどうかという場面に遭遇した時に、チェック、これです。
反省が計画書になっていない、計画書は書いたけど先に進んでいない、これは論外なので今は先に進んだという前提での話です。
例として、中学生の試験対策期間中の私と生徒や私と保護者の方とのやりとりを紹介しましょう。
試験対策期間中、1つ落とし穴があるのです。
それは、塾に来ない週末の1日です。
通称『魔の1日』です。
週末にも試験対策として教室で長時間演習は行いますが、土日の両日というわけではありません。
土曜だけ、日曜だけというのが基本です。
つまり、どちらか1日は、各自が自宅で各自の管理のもと勉強を進めていく日というのがあります。
この1日、使えないという生徒が多くいます。
1日何もやりませんでした。
1時間2時間しか勉強しませんでした。
レコーディングノートの記録を見ると、そういった状況の生徒がいます。
「明日は試金石ですね。」
たった一言、こんな言葉を投げかけるだけでいいのです。
『試金石』、始めて聞く中学生は意味も分からないと思いますが、それもまたいいと思います。
「試金石ってなんですか?」
その聞き返しから、前回の反省文への橋渡しができます。
そしてこれが、「反省をしなさい」といった者がやらなければならない務めです。
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