受験シーズンを控え、この時期に公立・私立とも進学相談会が数多く行われている。

この進学相談会に行くに当たりどんな準備をし、何を聞いてくれば良いのかまとめてみました。

具体的な資料を準備しよう

進学相談会を受けるときは、具体的な資料を用意しましょう。具体的な資料とは何かというと、前学期(前期)の内申点です。

学校のテストの点は、学校毎に出題内容が違い、難易度もかなり違うので、進学相談会で見せる資料としては適していません。

学校の成績(内申点)を用意しましょう。

神奈川県では、中2の後期の成績、中3後期(12月時点)の成績を進路資料として使いますので、中3の生徒は、中2の内申点、中3の前期の内申点の両方を準備すると良いと思います。

何を聞いたら良いのか

高校の先生と1対1で話をするブース形式の場合は、相手の高校の先生が学校の内容や様子を、資料を元にに話してくれます。何もこちらから話さなくとも情報は得ることが出来ますが、ここで一番大切なのは、どの位の内申点で受験が可能になるのか、具体的な数字を引き出せるかどうかがカギとなります。

学校によっては、目安となる内申点を発表しているところもありますので、こういった学校は、明確な数字の元に話を進めることが出来ます。

しかし、多くの学校は目安となる内申点をマル秘扱いしています。こういった学校のブースに座ったときは、『あとどの位内申をアップさせれば良いのか?』とたずね、目安となる内申点をそれとなく教えてもらうことが出来るかどうかが面談の成否を決めます。

相手もチェックしていることを忘れずに

進学相談会ではブースに座る生徒・保護者の学校名、その他の情報を控えています。『どこそこ中学の何々さんがブースに立ち寄った、内申点はこのくらいだった。』といった情報です。また面談の態度や服装もチェックされます。制服を着るなど、なるべくであれば正装をしていくことが望ましいと思います。

自分が受験したいと思っている学校以外のブースにも足を運ぼう

進学相談会の一番良いところは、数多くの学校が一堂に会しているので、多くの学校の情報を一度に手に入れることが出来ることです。

希望していなかったブースに立ち寄って話をしてみると、『こちらの方が自分に向いているのではないか。』といった新たな進路先との出会いを得ることがあります。

『この学校は成績が足りていないだろうから無理だ。』といったことは考えずに、いろいろな学校の情報を手に入れて、自分に一番合った学校を見つけ出してください。

面接で得た情報をこれからの勉強に生かそう

進学相談会で得た、内申の目安点をもとに、これからの学習計画の見直しが必要になってきます。

どの科目をどれだけ上げれば、合格することが出来るのか大まかでも分かれば、それに向けて今後の各科目に対する取り組みも自然と違ってくると思います。

中3生はあと数ヶ月で基準となる内申点が決まります。ここから先の取り組みが大切です。自分の行きたいと思う学校の情報収集をするとともに、今後の学習に対する奮起が求められます。