いきなり結論から入りましょう。

生活リズムを直す方法は「早く寝なさい」ではありません。

寝るな

これです。

遅寝遅起きの子どもたち急増中

3ヶ月も休校していると、リズムが崩れ放題になっている子は少なくありません。話を聞いていると、少数派ではなくむしろ多数派になっていますね。

そりゃそうでしょう。3ヶ月もあれば「学校が無いのが当たり前」になりますし、「朝起きなくても良いのが日常」になります。そんなん大人だってダラけます。我が家も子どもが保育園を自粛中なので、いつもより1時間も起きるのが遅くなっています。その分僕の睡眠時間も25%ほど長くなってくれて嬉しいのですが。

保護者の方もヒマじゃないので、子どもが朝起きるのを確認していたら仕事に遅れてしまいますし、自分も早く寝ないといけない中、深夜起きている子どもを注意するのは難しいでしょう。必然的に子どもが野放しになるというわけ。しかたありません。

とりあえず、何をもってリズムが崩れていると言えるかをハッキリさせましょう。

起きる時間が9時すぎ+寝る時間が1時すぎ

これは中学生としてはアウト。小学生は論外です。高校生は好きにしてね。

9時すぎに起きると、ほぼほぼ午前中の活動時間は無くなります。学校も始まっている時間ですからね。また、1時すぎに寝てしまうと9時より前に起きるのが難しくなる、だからダメなんです。

生活リズムを手っ取り早く直す方法

早く寝ろは無意味

子どもの生活リズムが崩れていたとき、保護者の方は「早く寝なさい!」と声かけしませんか

これ、ムリです。だって眠くないんですもん。

眠くも無いのにベッドに入っても、気ばかり焦るだけでぜんぜん寝付けません。結局暗い部屋の中Youtubeを見始めたりして、真夜中になってしまうでしょう。

「早く寝なさい!」というお小言は、普段から早寝早起きをしている子どもが、ついうっかり何かに熱中して遅くなってしまった場合のみ通用します。ダラダラ遅くまで寝ていた子はまだまだ元気ですから、眠いはずがありませんよね。

寝るなが効果的

生活リズムを徐々に戻すのは理想的ですが、保護者がガッチリコントロールする必要があります。もっとも、それが出来ていればそもそも生活リズムが乱れるわけ無いので、どだいムリな話なんですけどね。

ということで、ある程度荒療治を覚悟しないといけません。

最初にも書きましたが、「寝るな」という方針が最も効果的だと思います。

このままですと誤解を生みそうですので、簡単に説明しましょう(きっと簡単ではない笑)。

まず、早く寝かせるのは諦めてください。その代わり、確実に翌日早くたたき起こします。最低でも8時には起こしましょう。

その後、夜9時すぎまで絶対に寝かせないでください。9時前は中学生が寝るべき時間ではありません。小学生なら8時くらいでも全然かまいません。

早く寝ないのは眠くないからです。眠くない理由は朝起きるのが遅いのと、昼寝をしてしまうから。だから、朝早く起こし、何があっても昼寝をさせない。特に昼寝は厳禁です。

これさえ乗り切れば、その日の夜は勝手に眠くなります

重度な昼夜逆転は完徹で乗り切れ

中には、明け方に寝て昼過ぎに起きる、なんて重度な状態になってしまっている人もいるでしょう。ここまでくると、上記の方法でも難しいかもしれません。

最終手段ですが、完全に「寝るな」作戦が有効です。つまり、丸一日起きているということです。

明け方の5時や6時に寝ている子は、とりあえずその日は寝ないで一日起きていましょう。それはそれは眠いでしょうけど、1日くらいなら寝なくても問題ありません。

さすがに丸一日起きていたら夜には眠くなるでしょう?

実際にリズム修正をしてみた

実は、まさについ最近ある生徒の生活リズムを修正したところでした。

聞けば、3時くらいに寝て11時くらいに起きるという怠惰な生活をしているとのこと。夜寝付けないので、日に日に寝るのが遅くなっていった結果だそうです。なかなか重症ですが、本人も何とかしたいという意識が強く、アドバイスを求めてきました。

そこで例の「寝ない」作戦を実行したのです。

僕が出した指示は2つです。1つは「明日起きたらLINEで報告してね」というもの。もう1つは「夜9時まではどんなに眠くても寝ない」ことです。

結果的には上手くいきました。翌朝僕が起きたのと同時くらいに公式LINEへ報告が来ていました。日中はとても眠かったようですが、キチンと指示通り夜まで粘ってしっかりと早寝が成功したようです。

それから数日経ちますが、その日以来早寝早起きがキープ出来ているそうです。すばらしい。

中学生は意外と寝ている

毎日やっているオンライン自習室で中1・中2生の睡眠時間をリサーチしてみました。

12時より前に寝ている子と、もっと遅く寝ている子の割合は6:4です。僕の想像以上にちゃんと寝ている子が多かったように思えます。睡眠時間もみんな長めで、8時間を超えている子も少なくありません。まあ休みですからね、タップリ寝るのも悪いことではありません。

一番早く寝ている子が21:30、一番遅く寝ている子が3:00です。3時って僕が平日寝ている時間じゃないですか。さすがにお子様が起きていて良い時間ではありません。ちなみに3時に寝た子が起きたのは11時だそうです。貴族か。

まあ、これが平均的なデータだとは思いません。なにしろ全員ウチの生徒ですから、やるべき勉強がタップリある子たちです。生活リズムが崩れまくっていたらカリキュラムについてこられませんから、ある程度の節度は保てているのでしょう。

つまり中学生全般で考えると、もっと大変な状況になっていてもおかしくありません。

それを裏付けるものがあります。中学生より塾の負担が圧倒的に少ない小学生たちに睡眠時間を聞いてみたら、目を覆わんばかりの状況だったからですね。小学生が12時過ぎに寝るなんて、背筋が凍ります。自分の子だったら絶対に許しません。

まとめ

再びまとめるならば、「寝るな」の一言に集約される生活リズムの整え方なんですが、この休校期間に限らず今までも散々生徒に実践してきました。かなり実績があったので、今回紹介してみました。

Q.絶対朝寝坊しない方法は?

A.寝ない

これに近い発想ではありますけど、早寝を心がけても体が睡眠充分だと意味がありません。発想を逆にして、睡眠を欲するまで我慢という作戦が有効なんですね。

僕の勝手な予想ですが、報道からは何としても6月から休校を解除させようという意図がプンプンしております。ということは、あと2週間もすれば朝から毎日起きなければいけないということです。

実質の新学期スタートに向けて、今のうちに手を打っておいたほうが良いですよ、保護者の皆様。