先日、生徒からLINEで質問を受けました。

先生、勉強するとき集中するにはどうしたらいいんですか?

LINEで答えるには僕の要約力が足らなかったので、ブログにしてみました。Twitterで質問に答えられる人を尊敬しています。

集中しなくてもいい

そもそもなんですが、別に勉強するとき集中しなくてもかまいません。集中していないから勉強しても意味が無いとか、そんなことはありません。

だから、「集中出来ないんです」という悩みは、勉強をしない言い訳です。集中出来なくても勉強を淡々と進めればキチンと成果は出ます。

勉強のできる子が毎回毎回深い集中力で勉強していると思ってます?そんなことありません。集中出来なくても勉強をし続けるから伸びていくんですよね。

「やる気が出ません」と同じ類いの言い訳だと思います。やる気や集中力に左右されることなく「ただひたすらに、やる」が正解です。

集中ができない理由

とはいえ、せっかく勉強をするなら集中してやりたいもの。時間も忘れて問題に没頭する感覚は、ぜひ体感してほしいものです。

じゃあ、なぜ集中ができないのか。

その理由は、「集中する必要性を感じていないから」です。誘惑が多いから?それもありますが、どんなに誘惑があっても、試験を前日に控えた切羽詰まった状況なら集中せざるをえないじゃないですか。

集中出来ないのは、余裕がありすぎるんですよね。

今何分かけてもいい。
今終わらなくてもいい。
今解けなくてもいい。

こんな状態じゃ、集中するわけないじゃないですか。

だから、集中するには2つのことを決める必要があります

集中したければ「やること」を決める

まず、勉強をするとき、今日中に「何をやるか」を決めましょう

そもそも「何をやるか」を決めなかったら勉強なんか始まりません。それは当たり前なんですが、「今日中に何をやるか」となれば大きく話が変わってきます。終わらなければ自分の自由時間も削り、何なら睡眠時間も削る覚悟です。

これが集中する必要性です。「今日は数学のワークをP40まで終わらせる」と決めれば、どんな事情があっても終わらせる。終わるまでやる。集中せずにダラダラやっていたらいつになっても終わりませんから、やらざるをえないでしょう。

集中したければ「時間」を決める

さらに、「勉強する時間」を決めましょう。

おっと、これは語弊がありますね。勉強する時間というと、「今日は2時間勉強しよう!」なんて中学1年生が良いそうなセリフを連想してしまいますが、そうではありません。

正確には、「解く時間を決める」です。例えば、P35は15分で解く!と決めて、実際に時間を計って取り組むのです。

一部の自制心がゴリゴリにある人をのぞき、凡人は時間的に余裕があると、余裕しゃくしゃくで作業をしてしまうため、結局最終的に切羽詰まってしまいます。

僕もウルトラ凡人なので、ブログの記事を24時までに上げなければ!というときは鬼気迫る勢いでキーボードをたたきますが(壊れそうですね)、余裕があればあるほど関係ないことに思考が飛んでしまってなかなか筆が進みません。

ちなみにこの記事は1時間以内に書く!と決めてから書き始めているので、高速タイピングが止まりません。どうでもいいですね。

時間を計って問題に取り組むのはメリットがたくさんあります。細かいことは稿を改めて書きますが、より得点力に結びつきやすいとだけ言っておきましょう。

⇒時間を計るメリットについても書きました!

制限時間があるだけで勉強の効果はグングン上がる!時間を計る4つのメリットを解説

集中する演習を実践してみた

早速今日の授業でやってみました。

中2数学の演習で、夏期テキストの見開き2ページを解きます。なかなかの難易度で、マイペースに解かせたら軽く1コマ消費してしまう問題です。

大問は全部で4つ。これに全て制限時間を設けました。

大問1…3分
大問2…3分
大問3…5分
大問4…7分

全部合計で18分間です。恐らく一人で解かせたときの1/3ほどの時間で全て終わる計算です。

結果、ほとんどの生徒が普段よりハイペースで解き、なんとか制限時間内で解き終わりました。そして、自分の最高速で解いているため、普段ではやらかさないミスを連発してしまう生徒も。こうして自分に負担をかける練習をしておくことで、得点力は磨かれていきます

全て解き終わった彼らに一言。

「どう?集中出来たんじゃない?」

誰もがうなずいた瞬間でした。

まとめ

僕は、何も制限がないのに集中できるのはごく一部の人の特殊能力だと思います。

だから、「分量を決める」「所要時間を決める」という2つの決めごとにより、自らを縛ります。

これを繰り返すうちに、自ずと集中する感覚になじんでくるのではないでしょうか。高校生たちが集中できるのは、そういった経験を通じて身につけてきているからに他なりません。

そして、たとえ集中ができなかったとしても、分量や時間が決まっていれば勉強の量を確保出来ることに変わりはありません。それは全く悪いことではなく、勉強をした事実はきちんと残ります。

集中なんかしなくても勉強は進みますし、集中したらさらに良し。ぜひ参考にしてください。

ちなみに本文章の執筆時間、56分でした。ちゃんと制限時間内でしたね!

この記事を書いた人

富田 靖之
富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
教室ブログはムダに長文が多い上にコアな内容が多いので、お暇でしたらご覧下さい。