ウチの塾は7/20月から夏期特訓と銘打って夏期講習会がスタートしました。

とはいっても学校の夏休み開始は8/3から。。。いつもと違う夏休み。7月中はまだまだ学校があるのです。

ウチの塾ではオンラインを駆使して、学校に通いながらも勉強時間を徐々に増やしていけるカリキュラムを作成し、7月中は乗り切っていきます。はっきりいって異例中の異例ですね。

中1・中2は日程的にもまだいくらか余裕があると思いますが、中3はそうも言っていられません。

休校期間で授業数が大幅に少なくなったにもかかわらず、神奈川県の公立高校入試は試験日程も出題範囲もほぼ例年通りです。

そんな非常にタイトなスケジュールで中3は受験まで自分を高めていかなければなりません。

今日は私の指導する中3の現状と課題をつらつらと書いていこうと思います。

神奈川県の公立入試攻略の最大の壁、圧倒的文字量

具体的な科目の話をする前に神奈川県公立高校入試を攻略するための礎となる力について触れておきます。

それは「大量の文字に負けない読解力と処理能力」です。

下位層の生徒のみならず、国語が苦手な中堅層の生徒にとっても神奈川県の入試は全国一の文字量という大きな壁が立ちはだかります。

文字が多すぎるため、内容が頭に入ってこない情報を整理できない、さらには時間が足りないなどといった事態に見舞われます。

下位層だと文字量が多すぎて、せっかく覚えた知識を使うところまでたどり着けず、途中であきらめてしまう生徒も出てくることでしょう。そうなると逆に早く解き終わりすぎて、時間が余ってしまうという現象が起こります。
結果は、、、言わずもがなですね。

そこそこ戦えている子ほど今の神奈川県の問題は時間ギリギリの戦いとなることでしょう。とてもじゃないですが、鉛筆を置いてのんびり過ごしている時間なんて1秒たりともありません。

文字量に耐性のついている生徒は時間内に解き終わり、結果も残します。文字をスピーディに理解する能力が身についているのももちろんですが、それと同時に必要な情報とそうでない情報を仕分けながら読むこともできていると考えられます。

「あ、ここは読まなくてもいいな」とか「あ、ここは同じことの繰り返しだな」とか重要度の低い情報に時間をかけないように立ち回ることができているのでしょう。

教科書を読む、意味を調べる

この文字量対策として現在、私の指導している中3が取り組んでいるのが「徹底的に教科書を読み込む」「知らない語句はすぐに意味を調べる」という極めて基本的なことです。もちろんこれは小学生、中1、中2の頃から口を酸っぱくして言い続けてきていることです。

テクニックを教え込むのは二の次です。まずは時間をかけてでも正しく読み取る力を身につけなければスムーズに内容を把握するのがきつくなります。

誤解をおそれず言うと、中3の時点である程度この力が備わっていないと正直厳しいと思います。読解力はすぐには身につきません。

日々の言語活動の結晶ですから、時間をかけてじっくりと備わっていくモノなのです。

もちろん、我々はプロの塾講師ですから付け焼き刃的なテクニックである程度の得点をとらせることは可能ですが、すぐに限界を迎えますし、我々も本意ではありません。

その必要性を授業の合間に切々と語り続けて、今ようやく頑張れば時間内に終わるかな?ぐらいのレベルにまで来ています。まだまだ課題は山積みです。

私の指導科目での取り組み

ここからは私が直接指導している国語・英語・社会の現状の取り組みを紹介します。

国語

学校の教科書には一切触れず、入試を意識した量的にも内容的にも難しいテキストを使用して、読解力の養成を行っています。そして安定の意味調べ。熟語はもちろん慣れない言い回しなどにも意識を向けさせて、言葉に対しての感覚を研ぎ澄ませるよう伝えています。

けっきょく意味を調べても手元に残るのはわずか。使わなければ調べた言葉はどんどんこぼれていきます。
「だから使うのです。使い続けるのです。」しつこく言ってもなかなか行動は変わりません。毎日生徒と私の根比べです。

夏休みにやり始めているのは入試古文。現代語訳がバリバリ載っていて単なる照らし合わせ作業と化した古文ではなく、主語と動詞を一文ずつ丁寧に確認して内容把握をめざす実戦的な古文にチャレンジしています。

国語も先に触れたとおり、勉強したからと言ってすぐに点数に反映されるものではありません。ひょっとするとこの時点での国語力から変わらないリスクまであります。
ですが、神奈川県入試の文字量攻略のために歩みを止めるわけにはいかないのです。

英語

英語は休校期間中からバリバリ予習を進めていきましたので、後置修飾のラスボス「関係代名詞」を絶賛勉強中です。これにて中学の英文法は全て終了。ここからは復習を織り交ぜながら、文法・リスニング・作文・読解など総合的な演習に突入していきます。

英語は上位層は点数を落としません。それはなぜか?
ワンパターンだからです。

ある程度の練習量をこなすとあるとき、ふと気づきます。単語が変わるだけで同じことを聞かれている!と。
そこまでやりこんだなら第一段階クリア。

あとは満を持して読解問題とリスニングのトレーニングをしていきましょう。

英語はそれぞれの単元別に分かれている問題が解けても真の実力とは呼べません。自分の力をチェックしたければいろいろな文法が混ざった総合問題を解いていきましょう。

社会

社会は中3の内容を動画配信で視聴しつつ、全力で1・2年生の地理・歴史の復習にチャレンジしています。

ここでもやはり教科書を読み込むことが重要です。読んでいく中でまずは太字は覚えましょう。

ですが私は太字にマーカーで線を引かせたりということはしません。

線を引かせるのは太字と太字をつないでいる文です。

社会とは「人の歩み」です。人は人であるが故にかなりの確率でそこになんらかの「因果関係」が生まれています。

そういった事柄どうしをつなげる糸の部分に注目させて、理解を促します。

もちろんこれも入試を意識した指導なのですが、神奈川県の入試は教科書の太字レベルの語句がほとんど聞かれません。さらに踏み込むと問題文や選択肢の中にもあまり登場しません。

太字を使わず別の表現でなんとも見事に説明しているのです。したがって問題に正解するためには、まず問題文にかかった霧を取り除く作業をしなければいけなくなります。

公立の問題は私立の問題とは異なり、教科書の範囲を超えた出題はできません。したがって教科書の内容を別の表現を使ってあたかも難しく見せるような手法であったり、教科書の1番小さい字で書かれているような内容を盛り込んだりしているのが現状です。

従来の暗記科目という認識で社会をとらえているととんでもないことが起こります。
そのへんを生徒達には重々言い聞かせて、丁寧に予習と復習を行ってもらっています。

まとめます

いかがでしたか?定期テストで高得点をとれても高校入試で点数が取れないんですけど、、、なんていうことにならないために、ふだんの勉強よりもひとつ高い意識で取り組んでみては?今年の夏休みは短いです。

ですが短くても待ち受けている現実はいつもと何ら変わりません。学校は1月にすべての範囲を終えるつもりです。入試本番は2月15日です。ようやく範囲が終えて2週間して本番って、、、学校頼みにしている人は2週間で何を仕上げられるのでしょうかね。

勉強にフライングはありません!大いにこの夏フライングしちゃいましょう。

この記事を書いた人

加藤 正和
加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。