さあ入試の季節がやって参りました。

少しでも受験のお役に立てる情報が発信できるようにがんばります。

今日は受験生を苦しめる英語の並べ替え問題についての考え方を話そうと思います。

ひとつひとつの英文法を料理のレシピだと思おう

皆さんに質問。
「にんじん、たまねぎ、じゃがいも、豚肉、カレー粉、はい何が作れますか?」

一瞬でカレーだと分かりますよね?

与えられた材料をヒントに何のレシピなのかを考える。

英語の並べ替え問題はこの発想に非常に近いと私は考えます。

例文 I ( history / am / Japanese / in / interested ). はい何が作れますか?

be interested in ~で「~に興味がある」という意味になることを知っていれば何でもない話です。

つまり、今までに習った文法事項にいかに早く気づくことができるかが勝負のカギを握っているのです。

ではそのためには何が必要か?

まずは当たり前ですがひとつでも多くの文法を確実にそして素早く頭の引き出しから引っ張り出す力を身につけることです。

そのためにはその文法の「生命線」となっている語句や形をおさえることです。

先ほど例に挙げたカレーでいうところの「カレー粉」です。

ほとんどの文法事項には「カレー粉」的な強烈にヒントを教えてくれる単語があるものです。例文でいうところのinterestedですね。

この単語みたらこう!という反射神経を鍛えるようにしましょう。そのためには単元別ではなく全てごちゃ混ぜの総合問題を解いていくことがオススメです。

自分の難易度に合った総合問題を解くようにしていきましょう。

いくつかの可能性を考える

さきほどのカレーの問題ですが、カレー粉が書いてなくて、もしもにんじん、たまねぎ、じゃがいも、豚肉だけだとしたらどうでしょうか?

カレーかもしれないし、ホワイトシチューかもしれない。ひょっとすると肉じゃがかもしれないといくつもの可能性が生まれてしまいます。

how だけみたらどの文法なのかがわかりません。how manyかもしれないし、how long かもしれない、もしかしたらhow to かもしれない。

慣れてきたら、いくつかの可能性があるかもしれないhowのような単語を押さえておきましょう。

playing という語が見えたら「be動詞があれば進行形」「~することと訳せるならば動名詞」「説明の足りない名詞があったら現在分詞の後置修飾」、、、このようにひとつの食材でさまざまなレシピが作れるということを確認しておくのです。

ウチの塾では授業の中でこういう発想をばんばん教えていきますが、塾に通わず戦っている生徒はなかなか気づくのは用意ではありませんね。

気づいたものだけでもしっかりと紐付けておいてごちゃごちゃにならないようにしておきましょう。

複数のレシピを考える

神奈川県の並べ替え問題でよくあるのですが、一問に2つ、多いときは3つの文法事項を混ぜて並べ替えさせる難しい問題も存在します。

より高度な文法力が必要となります。定期テストでもあまり見かけませんので練習するならばやはり過去問が一番効果があるでしょう。

種類はそれほど多くないからがんばれ

私の教え子にはよく言っているのですが、英語に関して言えばすでにネタ切れ状態で問題を作る人が試行錯誤して、組み合わせを増やしたり、新しくすることで問題をアレンジしているような状態です。

つまり数はそこまで多いわけではないのです。ですから、問題演習をとにかく地道に繰り返してみましょう。似たパターンの問題が多いことに気づくと思います。

あきらめることなく一人でも多くの受験生が並べ替え問題を攻略できることを願っています。

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。