小学校では今年度から、中学校では令和3年度から成績の付け方が変わります。

今年までの成績については↓に記事があるのでご覧下さい。

通知表が返ってきた中学生がすべきこと 通知表の見方を解説

さてさっそくですが変更点を中心に解説していきましょう。

観点が4→3に

1~5の成績は観点ごとの評価で決まります。

今年度までの観点は

意欲・関心・態度・・・今学んでいる内容に対して関心を持っているか、その課題に対する積極性
思考・判断・表現・・・今取り組んでいる課題を解決するための思考力があるか、それを表現できるか
技能      ・・・今取り組んでいる課題を解決する十分な技術が身についているか
知識・理解   ・・・各単元で必要な知識を理解できているか

の4つでした。

このそれぞれについて単元ごとで評価され最終的にA◯・A・B・C◯・Cのランクがきまります。

これが来年度からは次の3つの観点に変わります。

知識・技能
思考・判断・表現
主体的に学習に取り組む態度

それぞれの評価対象は

知識・技能

何を理解しているか、何が出来るか。
つまりテスト・実技などが評価対象です。

思考・判断・表現

各教科の知識・技能を活用して課題を解決する等のために必要な思考力、判断力、表現力等を身に付けているかどうか。

ディスカッションやレポート、発言などが評価対象でしょう。

主体的に学習に取り組む態度

上の二つを身に付けるために、自らの学習状況を把握し,学習の進め方について試行錯誤するなど、自らの学習を調整しながら、学ぼうとしているかどうかという意思的な側面を評価。

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ちょっと具体性に欠けます。

県の資料では評価の例として次のものが挙がっています。

・ノートやレポート等における記述
・授業中の発言
・教員による行動観察
・児童・生徒による自己評価や相互評価等の状況を教員が評価を行う際に考慮する材料 の一つとして用いること

評価の対象となるポイントは3つ。
自分の学習状況を理解できているか。
②①に基づいて不足しているところ、得意なところを伸ばそうと試行錯誤しているか
③試行錯誤の中で粘り強く行動しているか

です。

つまり、①自分の学習状況を確認する場があり、②その中で自分を成長させるための計画や予定を立てて実行し、③その実践を粘り強く続けるor無茶な場合は計画を立て直す

というのが評価されるようです。

パッと思いつく評価の方法はテスト直し。
①単元テストや小テストなどを行ったときに必ず反省プリントを書き、②次にどうやって学習していけばいいかを書き、③その通りに実行できたかチェックするシートを提出させて評価するとかでしょうか。

その反省の中で、「次はめっちゃ頑張る」とか「問題をたくさん解く」のような曖昧な意見と「今回出来なかった○○の単元はもう一度ノートを見直し、問題をできるようになるまで解く」とか「今回練習が不足した分、次回の単元テストではワークを2週できるように早いうちから取り組んでおく」という具体的な意見に対して評価で差をつけたりするのでしょう。

で、意見を言うだけならだれでもできるので、実際に計画を立てて、その通りに実践したかのチェックが入って評価されるのでしょう。

となると、現在の自分に対する自己評価、勉強計画をたてる、実践に対するレポートの機会が正式に用意されることになるんでしょうか。

だとすれば個人的にはおもしろそうです。
(中学生は嫌がるかもしれませんが。)

この評価に関して、「学校の先生にコビを売るだけでは成績に反映されない」のがミソだと思います。

目をキラキラさせて、「先生!今回のテストで出来なかったところをワークをやり直してできるようになるまで練習します!頑張ります!」と伝えたとしても計画や、やった証拠を出せなければ評価はされないということです。

頑張るからにはそのプランを示せ
そして、実践した証拠をだせと。

偉そうな言い方になっちゃいましたね。
でも将来どんな仕事に就くにしても必要なスキルだと思います。
それを中学から積み立てていこうっていうのはなかなかに面白い取り組みだと思います。
誰にとっても公平なシステムの元で評価されることを願うばかりです。

いきなり計画を立てろって言われても困っちゃう?と考える人もいるでしょう。
学年ごとに計画の立て方、実践のしかた、その反省について指導が入るでしょうから大きな心配はいらないと思います。

ですが、これらの計画→実践→反省は学校の成績を上げる以外の場面でも役に立ちます。
今からでも実践してみることは可能です。
ためしてみてはいかがでしょうか?

以下関連記事です。

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良いテスト結果には良い勉強計画があります

勉強の計画・実践・反省について触れています。
よかったら読んでみて下さい。

この記事を書いた人

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陌間 和将
山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。