今日はリスニング問題の(イ)について説明していこうと思います。

(イ)会話を聞いて問いにふさわしい英文を選ぶ問題

(イ)はAさんBさん2人の会話内容に関する問いに答える選択問題です。

2020年神奈川県問1(イ)No.1より
Miho:Jack, I think the science homework is very difficult. Have you finished it yet?
Jack:Yes, I have, Miho. It was a piece of cake.
Miho:A piece of cake? I’m not talking about food. I’m asking you about the homework.
Jack:I know. Oh, do you know what ” a piece of cake “means?
Miho:No, I’ve never heard that. What does it mean?
Jack:It means that something is very easy.

Question:What can we say about Jack?
1 He wanted to talk about the cake he made.
2 He was abole to finish his homework easily.
3 He thought his homework was very difficult.
4 He ate a piece of cake after doing his homework.

まずはQuestionと選択肢を前もって理解しておく

以前の記事で述べたように例年と同じ形式のリスニング問題ならば問題形式の説明部分をぼーっと聞いているのはもったいないです。

そのわずかなスキマ時間にQuestionと選択肢に目を通し、全力で訳しておきましょう。そうすることで会話に全力で集中できます。

Questionの内容ですが今までは部分的な質問が多かったのでその一部分のやりとりに耳を澄ませていれば得点できていましたが、ここ3年はQuestionがこの2つに限定されています。

What can we say about ~?「~についてわたしたちは何が言えますか。」

Which is true about ~?「~についてどれが本当ですか。」

どちらも全体の内容を理解した上で正しいものはどれかを問う質問です。

全体を把握して答えを選びきるためにもまずは下準備で選択肢を可能な限り訳しておきましょう。

上の問題のQuestionは「ジャックについて何が言えますか。」ですね。
したがってジャックの発言に特に気をつけておく必要があります。

さらに選択肢を見ると会話のキーワードとなる単語がいくつかあります。
何だかわかりますか?

homeworkcakeです。

選択肢に複数回登場する単語は会話内容の中心的な話題である可能性が高いので、しっかりと押さえておきましょう。

また2と3の選択肢を比べると宿題が簡単なのか難しいのかが逆になっていますね。こういったところに注意を払えていれば準備万端。会話内容に耳を澄ませましょう。

1度目で聞き取れなくても焦らないこと!

それでは実際に聞き取るポイントを説明していきましょう。
Miho:Jack, I think the science homework is very difficult. Have you finished it yet?
Jack:Yes, I have, Miho. It was a piece of cake.
Miho:A piece of cake? I’m not talking about food. I’m asking you about the homework.
Jack:I know. Oh, do you know what ” a piece of cake “means?
Miho:No, I’ve never heard that. What does it mean?
Jack:It means that something is very easy.

赤ラインが絶対に聞き取らなければいけない部分、黄ラインが解答を導くために押さえておかなければいけない文・単語です。
Questionの内容から、まずはMihoよりもJackの発言に注意しなければいけないと言うことを改めて確認しておきましょう。

a piece of cake「一切れのケーキ」が慣用表現で「簡単」という意味になります。中学校ではまず習わない表現ですが、その意味を会話内容で伝えているというパターンです。特色検査などでもよく見られるパターンですね。見たことも聞いたこともない表現やルールをその場で説明して「さあやって」みたいなパターン。神奈川県高校入試あるあるですよ

この会話で押さえておくべき点
・ジャックは宿題を終えたという事実
ジャックにとっては宿題が簡単だったという事実

ただし、ここにたどり着くために理解が必要なのがa piece of cakeがsomething is very easy.
mean(s)「意味する」という単語で「あ、ここで説明しているのか」と気づくことが重要です。
1回目で聞き取れなくても絶対に焦らないでくださいね。2回目に集中するのです!

1回目で聞き取れたのならば安心せずに、念のための確認作業次の問題の準備のどちらかに時間を使いましょう。

なかなかひねくれた問題ですが正答率が71.7%となっているのは会話終わりの「easy」が印象に強く残ったからかもしれないなんて勝手に思っています。

もちろん、もともとa piece of cake の意味を知っていて解答している強者も中にはいることでしょう。ただし、知らない言葉が出てきても、公立高校の問題は必ずどこかで補足説明をしてくれています。落ち着いて探しましょう。

選択肢4つを見ると
1と4は本物の「ケーキ」についての話になっているので、すぐに消去。
2と3を比較検討して、会話内容と同じ2を選択。

となります。

スキマ時間を上手に使っていかに会話が始まる前に下準備をしておくか、本当に重要だと思います。

この記事を書いた人

加藤 正和
加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。