こんにちはこんばんは、富田です。

なぜいきなり名乗ったかというと、このブログ、最後まで読まないと誰が筆者なのか分からないんですよね。そんなことを先日某読者の方から突っ込まれまして、名乗ってみました。

まあ、フツーに文体でわかってらしたみたいですけど。

入試対策模試の解説を作ってみた

ウチの塾で使っている入試対策模試はKanagawaV。業界ではかなりのシェアがある模試ですね。

私の担当する理科は、さすがに難易度が上がって数年たっていますので、本番の入試と比べてもそれほど遜色ない難易度になりつつあります。それでも難易度の質は違いますけどね。

今回はその第1回の理科を動画で解説します。

動画を作った経緯

早く動画見せろよ!と思うかも知れませんが、まあ聞いて下さい。

実はこの動画、作るのがメチャメチャ面倒くさいんです。何しろオールPowerPointです。まったく手書き要素は無く、解説や式や計算過程に至るまで全てアニメーションで作り込んでいます。

ウチの中3生なら実際に受けたので分かっていると思いますが、今回の動画は先日の入試対策模試の授業で使ったPowerPointです。そのときはスライドショーに合わせて私が解説をしていましたが、それを改めて音声録音し、スライドショーに乗っけて動画に仕立て上げた、というわけです。

3年前までは普通にホワイトボードに手書きで解説をしていました。電子黒板を導入したこともあり、2年前からはデジタルフル活用で授業をしていたのですが、1つ問題点が。

レンタル会議室のホワイトボード、ツルツルすぎて電子ペンが反応しない件。

そうなんです、ボードがツルツルすぎると電子黒板のペンが反応しなくなるんですよね。折角授業を用意していっても、肝心の解説を書き込めないのではガッカリです。ていうか突然授業中にそんなことになったらパニックです(実際に大変でした)。

で、解決策を思いついたんです。

「いっそ全部パワポで作っちゃえばいいんじゃね?」

という、自らの首を全力で絞めるような発想にいたり、昨年からオールPowerPointの授業を始めたのです。

大変な代わりに、イイこともあるんです。

それは、記録が残ること。

解説授業はその場で話してしまったらそれで終わり。ビデオでも撮っておかないと後から見られません。体調不良で欠席してしまう生徒もいるでしょう。PowerPointで解説が残っていれば、あとは喋った内容を再現するだけで授業動画のできあがり。これであとからいくらでも見られます。

もう一つ良いのは、動画にすれば両方のクラスの授業を受けられること。

理科はクラスごとに解説する問題が全く違います。そのクラスにふさわしい問題を解説することで、各自が解けるようになるべき問題が明確になります。でも、やはり上のクラスにいても結構簡単な問題をミスしたり、下のクラスでも向上心にあふれ、よりレベルの高い問題も解けるようになりたい子がいるかもしれません。

両方の授業内容を動画にしておけば、まんべんなく解説が受けられるというものです。

第1回模試-理科解説動画-

前ふりはここまで。お待たせしました、解説動画をお届けします。

60点以上目標

この動画は神奈川県公立高校入試の理科で60点以上を目指す生徒を対象としたものです。理科の難易度は高いですので、このあたりの高校で言えば西湘高校以上を目指すなら60点以上は欲しいところ。そのレベル帯をターゲットとした解説です。

40点以上目標

この動画は神奈川県公立高校入試の理科で40点以上を目指す生徒を対象としたものです。どんなに理科が苦手でも、入試勉強をする以上、少なくとも平均点は目指しましょう。だいたいそのあたりのレベルを想定した解説です。

扱っている問題も基礎的なものばかりです。ただ、本当に知識だけで解ける問題はふれていません。そんな問題は本番で出題されないからですけどね。

まとめ

解説動画はいかがだったでしょうか。所詮映像授業なんで、実際に顔を見て手応えを確かめつつ解説する授業のようにはいきません。

映像授業を受けるコツは、見たら直ぐに同じ問題を解き直す事です。分かった気になりやすいのが映像授業の致命的な弱点ですので、それを多少なりとも緩和するのが狙いです。

模試は復習が命。何点取れたかで一喜一憂しているようでは次回のアップなど望めませんので、見つかった課題に向けて計画を立て、この1週間で解決しましょう。

模試をやるたびに動画はアップしますので…多分…私も頑張るから受検生も頑張れ!

この記事を書いた人

富田 靖之螢田教室・板橋教室責任者
指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。