三権分立が頭の中でゴチャゴチャになってしまって困っている人はいませんか?
そんな人を救うべく、今日はだれでも簡単にイメージできる国会・内閣・裁判所の覚え方を記事にしてみました。

とくに国会と内閣は出てくる用語も似ているので、知識が混同する場所であり、正誤問題がよく出題される箇所でもあります。

三権を「チームスポーツ」に見立ててみよう

はい、もったいぶらずに結論からいきなり入ります。

三権を「チームスポーツ」に見立てて理解しましょう。

三権を何か別の物でうまく例えられないか、、、長年試行錯誤を続けて私が現時点でベストだと思ってたどり着いたのがコレです!

チームスポーツで言うところの国会は「監督・コーチ陣」内閣は「選手」裁判所は「審判」です。

ひとつひとつ順を追って説明していきます。

国会は「監督・コーチ陣」である

国会の主な仕事
・法律案の議決
・予算の議決
・内閣総理大臣の指名
・条約の承認
・内閣信任・不信任決議
・弾劾裁判所の設置
・憲法改正の発議
・国政の調査

国権の最高機関である国会はズバリ物事を「決定」する場です。法律や予算などスムーズに国民が日常生活を送れるように様々な事柄を決める場なのです。

とくに法律を作るかどうかを決められる権限は国会にしかありません。これを立法権と言います。

国会の主な仕事
・法律案の議決→法律を作るかどうかを決める
・予算の議決→予算をいくらにするかを決める
・内閣総理大臣の指名→内閣総理大臣を誰にするか決める
・条約の承認→条約を認めるかどうかを決める
・内閣信任・不信任決議→内閣を信用できるかどうかを決める
・弾劾裁判所の設置→裁判官をやめさせるかどうかを決める
・憲法改正の発議→憲法改正を国民に提案するかどうかを決める
・国政の調査

上に列挙した国会の主だった仕事のうち、国政の調査を除いてほとんどの仕事が「決める」ことであるというのが分かりますね。

それはあたかも試合ごとの作戦や練習メニューを考え、レギュラーやポジションを決め、チームの規則や方針を定めるスポーツチームの「監督・コーチ陣」の役割と酷似しているではありませんか。

国会=監督・コーチ陣

内閣は「選手」である

物事を「決める」場である国会に対して、内閣は実際に「動く」場です。国会が決めた事柄にしたがって各担当に分かれて、実際に国を動かしていくのが仕事です。この権利を行政権と言います。

行政の仕事は多岐にわたります。内閣総理大臣を中心に各省庁の長となる国務大臣がそれを指揮するのが大きな役割なのです。

国会を監督・コーチ陣とするならば、実際に政治を行う内閣は試合に出てプレ-をする「選手」です。各ポジションに分かれ、勝利をめざして全力プレーをする「選手」なのです。

そう考えると内閣総理大臣は、、、、勘のいい人はわかりましたね。
そうです、内閣総理大臣はチームの「キャプテン」です。

内閣=選手

監督・コーチ陣と選手達は一丸となってチームの勝利のために全力を尽くします。
勝ったときはともに喜びを、負けたときはともに悔しさも分かち合う、まさにワンチームです。

先日も大麻を所持していたためにラグビー部員が逮捕されたニュースがありましたが、仮に不祥事なんかが起こった場合、その影響は本人のみならずチーム全体に影響を及ぼしかねません。「連帯責任」ってやつです。

「国会」と「内閣」にもこれに似た連帯責任のしくみが取られています。これが「議院内閣制」です。「院」の字を「員」にするミスが多発しますので注意して下さい。

裁判所は「審判」である

さて、最後に残るは裁判所ですね。
裁判所は、法に基づいて裁判を行い公正な判断をする場です。裁判所の持つこの権限を「司法権」と言います。

チームスポーツに見立てるとどうでしょう?
ルールに従って、試合を円滑に進め、ときに反則を取り締まり、勝敗を公平に判断する存在がいますよね。

そうです、裁判所は「審判」の存在です。
わたしたちが抱える身近なトラブルや犯罪に対して、裁判を通して法に基づいた正しい判断をする場です。

また、裁判所は国会や内閣の一挙手一投足にも目を光らせています。国の最高法規である「日本国憲法」に反するような「決定」や「動き」がないか、それこそ試合中の反則を見逃さないよう注視する審判のようにチェックしているのです。

したがって憲法に反するような法律を国会が決めようものなら、裁判所が黙っていません。

裁判所=審判

まとめます

いかがでしたか。野球でもサッカーでもバスケでもバレーでも、人気ウナギ登りのラグビーでも構いません。自分にとって身近なスポーツに見立てて、三権分立の全体像をつかんでみてはどうでしょうか。
理解するのはそう難しいことではないと思いますよ。

ただし、ここで触れたのはあくまでもおおまかなイメージに過ぎません。わかりやすくするために例外的なものには触れていませんのであしからず。

この記事を読んで、それぞれの役割をきちんと理解することができたなら、そういう例外的な部分を付け加えるように学習していきましょう。

あとは定着するまで反復するのみです。何度も教科書を読み返して細かい知識を習得していきましょう。

この記事を書いた人

加藤 正和
加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。