中学生の塾選びで「集団指導」にするか、それとも「個別指導」かという記事をよく見かけますが、長年塾講師をしてきた自分の意見はこう。参考になれば幸いです。

低学力層は個別指導

オブラートにくるまない表現ご容赦ください。
勉強ができない、勉強が嫌いというお子さんは「個別指導」がいいでしょう。

より強い監視と強制力が必要だから

勉強ができない理由を考えたとき、頑張っているのにできないのか、それとも頑張っていないからできないのかで大きく話が変わります。

たいていの場合は後者なわけですが(前者だともっと深刻です)、その手のお子さんは「さぼる」「ごまかす」「約束破る」と勉強する以前に問題を抱えている場合がほとんどです。

ですので指導者の監視の目が強烈な個別指導の環境が適しているでしょう。

ただし、学生バイトの個別指導はオススメしません。ほとんどのケースではそういった強制力が発生しません。今の大学生は叱られ慣れていないし、叱り方も知りません。

そうした指導の徹底している個別指導を探してください。

過去の忘れ物を取りに行く時間が必要

勉強が苦手という場合、学年相応の内容を勉強する前に前学年までの復習をする時間が不可欠となります。

集団指導は基本「先取り学習」。過去の内容に戻ってくれる時間はほとんどないと言っていいでしょう。

明らかに前学年までの学習内容に爆弾を抱えているようならば、個別指導がいいでしょう。

中堅層以上は集団指導

中堅層以上というとややあいまいですが、極端に不得意な科目や単元がなく、基本的な読み書き・計算ができるお子さんは集団指導の方がよいと思います。

ペースメーカーが必要

中堅層以上になると大事になってくるのは自分のポジショニングや学習のペースが受験に向けてどのくらい仕上がっているのかということです。いくら個別指導で指導者からOKを出されたとしても、他人と比べてみないことにはなかなか自信につながりません。

集団の授業についていけている、点数も取れた、そういう成功体験を積み上げていって実力をめきめきつけていくことができるのが集団主導の大きな特徴です。

また、カリキュラムがきちんと決まっているのできちんとそれに従っていけば大丈夫という安心感があるのも特徴です。

競争相手が必要

自分の限界を超えて力をつけるときにはライバルが不可欠です。
「あいつだけには負けたくない」という気持ちがまだ知らない自分に出会う入口になる場合もあります。
将来的に自分と同じ実力の子と競っていくことを考えると集団指導の中でタフさを養っていくことが必要でしょう。

性格も加味しましょう

最後になりますが、本人の性格によって合う合わないというのもあることでしょう。

たとえ勉強ができても、大勢の前だと発言できないお子さんや集中力に難のあるお子さんは個別指導の方が向いていると思いますし、勉強が苦手でも競い合うことで自分を高めることのできるお子さんは集団指導の方が向いている場合もあります。

自分に合った塾選びは大変かと思いますが、新しい1年の始まりに幸先の良いスタートが切れる環境を選べますように。

この記事を書いた人

加藤 正和
加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。
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