中学1・2年生の定期テストが近づいてきました。
今日はウチの1・2年生にいつも言っている勉強の仕方についてお話ししようと思います。

基本事項の暗記はテスト2週間前までに終わらせよう

よく勘違いしている子がいますが、テスト2週間から「さあ覚えよう」みたいな感覚では話になりません。

基礎事項というのはすでに2週間前までに覚えている状態がスタートラインです。

3週間くらい前からこれまで学習した範囲をすべて見直して、まず「理解している部分」と「理解していない部分」に仕分けをしましょう

私の教え子たちには塾でも学校でも毎回授業終わりに今日の内容の理解度をメモするように伝えています。

そして仕分けが終わったら「理解していない部分」を全力で覚えることにとりかかります。

暗記するときは「隠して覚える」が大事。ちなみに「見ながら書く」ってのは暗記ではありません。ただの練習です。そのあと必ず隠して覚えられれているかチェックすることを忘れずに。

少しキツイくらいが一番力がつく

ではここからは2週間前の勉強についてのお話。

ひととおり覚えた状態で、問題演習してきちんと理解できているか自分で確認していきましょう。

そのときの問題選びのポイントはずばり「チョイむず」です。

少し難しいくらいの問題が一番力がつきます

とかく中学生は自分で自分に合った勉強の負荷をかけるのが不得意です。というかそういう発想をそもそも知りません。ほとんどの子は与えられた問題を素直に取り組んでいるのではないでしょうか。

100回聞かれて100回正解できるような問題に時間を使っていませんか?
心配しなくてもその問題はきっとできます。
おもいきって少し難しめの問題にチャレンジしてみましょう。

そして間違えた問題は単語カードやノートに抜き出して「自分の苦手がぎっしり詰まったアイテム」を作るのです。

自分ができないものしか書いていないわけですから、それができるようになったら間違いなくレベルアップしていることでしょう。

定期テストというのはよほど意地悪な問題ではない限り、50点満点で30~33点は取らせてくれます。問題はその先です。それ以上の点数を取るためには自分で自分の弱点をきちんと把握して、そして勇気をもってそこにチャレンジする姿勢が必要なのです。

もちろん、勉強が苦手で自分の理解度に不安があるならば基本的な問題からゆっくり進めることをオススメします。
ただし基本問題レベルの問題はテストに出題されたとしてもほんの数問です。いち早く標準問題以上の問題に取り組めるように進めていきましょう。

点数を取る子は隅から隅まで覚えています

50点満点のテストで45点以上を取る子と40点どまりの子の違いは、どこまで細かく覚えようとしていたかの差だと思います。
45点以上の子は、どんなに細かい文字でもテストに出るかもしれないと必死で覚えていることが多いのに対し、40点どまりの子の覚え方は非常にざっくり。それでも覚えているだけマシでしょ?と言わんばかりの覚え方。要するになかなか自分に厳しくなれないのです。

チョイむずの勉強をしていくわけですから当然キツイです、疲れます。でも逆に言うと疲れを伴わない勉強は果たして力がついていると言えるのでしょうか?

次のテストに向けてぜひとも自分にとっての「チョイむず」にチャレンジして仕上げていってください。

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。